フラッシュはなぜ世界中で愛される？『ザ・フラッシュ』製作陣が1分55秒で解説

　DC映画『ザ・フラッシュ』（全国公開中）の主人公フラッシュ／バリー・アレン（エズラ・ミラー）が世界中から愛される理由について、監督のアンディ・ムスキエティら製作陣がわずか1分55秒で解説する特別映像が公開された。

【動画】フラッシュが走るシーン、撮影ではこうだった！1分55秒の特別映像

　『ザ・フラッシュ』は、殺された母親を救うために過去に戻ったフラッシュが、歴史を改変した世界で出会ったヒーローたちと共に、地球に迫る危機に立ち向かうタイムループ・アドベンチャー。約30年ぶりに復活を果たしたマイケル・キートン版バットマンはもちろん、ベン・アフレック版バットマン、スーパーガール（サッシャ・カジェ）、ゾッド将軍（マイケル・シャノン）ら多数の人気キャラクターの夢の共演も話題になっている。

　フラッシュは、バットマンやスーパーマンらが所属するヒーロー「ジャスティス・リーグ」の一員として活躍する一方で、愛とユーモアに溢れ、誰よりも子供らしさを持つ等身大のスーパーヒーローでもある。脚本のクリスティーナ・ホドソンは 「フラッシュは特別。DCだけでなく、全アメコミヒーローの中でも特別。生まれながらに、善悪の判断が身についている」 と力説する。

　母親を亡くした悲しみを背負うフラッシュは、人には悟られないように普段は陽気に振舞っている。プロデューサーのバーバラ・ムスキエティは「彼の気持ちは安定していない」と形容すると、クリスティーナは「愛されキャラで、観る者の共感も呼ぶ」と人間らしい葛藤を持ち合わせたフラッシュこそ、世界中で愛されるヒーローであることを強調した。

　また、映像にはメイキングショットも盛り込まれており、フラッシュの代名詞である光速で走るシーンの裏側も登場。エズラが天井から吊るされながら、ゆっくりとフォームをきめる姿が垣間見える。メガホンを取ったアンディ監督は、 「フラッシュが初めて光より速く走るシーンは、（誰もが）興奮すると思う」フラッシュの走りに自信をのぞかせている。（編集部・倉本拓弥）