米アカデミー新会員に安藤サクラ、『RRR』コンビら
米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが現地時間28日、新会員候補398人を発表した。俳優部門には映画『怪物』『万引き家族』の安藤サクラ、『RRR』のN・T・ラーマ・ラオ・Jr&ラーム・チャランらも選ばれており、この招待を受ければ正式な会員となる。
今回選出されたのは、映画への貢献という功績を残した398人のアーティストとエグゼクティブたち。会員の大部分を年配の白人男性が占め、賞にノミネートされるのも白人ばかりで「白すぎるオスカー」と波紋を呼んだ2016年以降、アカデミーは多様性・包括性をテーマに変革を進めており、今回の新会員候補も40%が女性、34%が有色人種、52%がアメリカ国外の出身となっている。
今回選出されたのは、『エルヴィス』のオースティン・バトラー、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のキー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ダニエル・クワン監督、ダニエル・シャイナート監督、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラシャーナ・リンチ、『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督ら。脚本家部門には『スワロウテイル』の岩井俊二監督、『生きる LIVING』のカズオ・イシグロらが選ばれている。
第96回アカデミー賞授賞式は現地時間2024年3月10日開催される。(編集部・市川遥)