「あなして」特別編、野間口徹のズレたキャラに沸く
奈緒主演のドラマ「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系)の特別編が29日に放送され、野間口徹演じるみちの“デート”相手・瀬田のキャラクターに「おもろいw」「ズレてる」とネット上で沸いた(※ネタバレあり)。
「あなたがしてくれなくても」は、夫婦のレスをテーマにしたハルノ晴の累計部数830万部(電子+紙)の同名コミックを原作に、吉野みち(奈緒)&陽一(永山瑛太)と、新名楓(田中みな実)&誠(岩田剛典)、2組の30代夫婦のすれ違いを赤裸々に描いた物語。特別編では、みちが陽一との離婚を決意した第10話の終わりから、最終回直前までの“空白の数か月”が明らかに。みちは意図せずして出会ったデート相手と交流するなかで、陽一と過ごした5年間は無駄だったのかと自問自答していく。
~以下、ネタバレを含みます~
特別編で新キャラクターとして登場したのが、野間口徹演じる瀬田慎之介。みちの後輩・華(武田玲奈)が、頑なに一人で生きていくと言うみちを心配し、マッチングアプリで彼と引き合わせた。瀬田は、父から譲り受けた医療関係の精密機械を扱う会社を経営していると言い、やたらとストローを「ズズッ」と鳴らす癖がある。2か月前に離婚したばかりのみちは恋愛する気にはなれず、瀬田にその気がないことを言い出そうとするも、瀬田は「結婚後も仕事は続けるのか」とかなり積極的。
みちがバツイチだと告白すると、瀬田は自身も同じだと言い逆に火をつけてしまった。みちの真意にまったく気づかない様子で“離婚をハンデと考えていない”“無理して一緒にいても時間を無駄にするだけ”とドライな瀬田に、SNS上では「空気読めないw」「ポジティブw」「野間口さんの役絶妙過ぎる」と笑いマークを付けたリアクションが続々。LINEの既読がやたら早いところにもツッコミが寄せられていた。
しかし、このままではマズいと思ったのかみちは「もうお会いできません」とはっきり交際の意志がないことを告げると、瀬田は「(お土産の)おきゅうと嫌いですか?」「LINEに返信しなかったから?」などとズレた反応をした挙げ句、「また時間を無駄にしたな」と捨て台詞をはき、お土産に渡したおきゅうとを取り返して去った。この豹変ぶりにネット上では「お土産持ち帰ったw」「ウケるw」「ヤバい」「サイコー」と沸き立っていた。
全く価値観の合わない瀬田と過ごしたわずかな時間の中で、結婚生活が無駄ではなかったと確信したみち。初めて瀬田と会った場面では、陽一がみちにキーケースを贈ったエピソードの伏線回収も。このエピソードはみちと陽一のすれ違いを表すもので、陽一がキーケースをみちに贈ったところ、みちはすでに購入しており「買うならLINEしてほしかった」とつれない返事をした。陽一は「たまたま(以前持っていたものと)同じようなやつを見つけたから」と言っていたが、瀬田いわくそのブランドは鎌倉に行かないと買えないもので、みちは陽一が言葉足らずで不器用ながらも優しい男だったことをあらためて痛感していた。
なお、特別編にはドラマの大ファンであるお笑いコンビ・レインボーのジャンボたかおがカメオ出演。みち、華とエスカレーターですれ違う男を演じており、CMの提供バックでも再度そのシーンが映し出されていた。(石川友里恵)