映画ドラえもん43作目は『のび太の地球交響楽』!2024年3月公開
『映画ドラえもん』シリーズ43作目のタイトルが『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』に決まり、2024年3月に公開されることになった。
もしも地球から音楽が消えてしまったら……? 完全オリジナルストーリーで描かれる『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』はそんな地球の危機に、ドラえもんとのび太たちがすてきな仲間と出会い、新たなハーモニーを生む大冒険を繰り広げる姿を描く。監督は『映画ドラえもん のび太の宝島』『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の今井一暁、脚本はテレビアニメ「ドラえもん」の脚本を数多く手掛けてきた内海照子だ。
今井監督はコロナ禍でのある出来事が、本作が生まれるきっかけになったと明かす。「ある日、家から出られない息子が、テレビを見ながら大声で歌っている姿を見て、強い感動を覚えました。それは、コンサートを開くことができない中、リモートで各演奏者をつないで、一つの曲を演奏するという内容の番組でした。音楽が持つ力に打たれると同時に、子供たちがドラえもんと共に音楽の世界を大冒険するというイメージが、私の頭の中で膨らみ始めた瞬間でした」
今井監督はそんな本作を「誰かの音楽を聴くのではなく、自分で楽器に触れ音を出すということが、皆で音を響かせ交じり合うことが、こんなにも楽しいということを、劇場に来た子供たちに体感してもらえたら……! この『のび太の地球交響楽』というコンサートの演奏者は子供たち一人一人です」とアピールしている。
今年3月に公開された42作目『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』は、観客動員数362万人、興行収入43億円(7月2日時点)の大ヒットを記録。1作目の映画『ドラえもん のび太の恐竜』から全42作品のシリーズ累計動員数は1億3,000万人を突破している。なお、シリーズ最大のヒットとなったのは38作目『映画ドラえもん のび太の宝島』(2018)で興収53.7億円だった。(編集部・市川遥)