ギャップ凄い!「真夏のシンデレラ」萩原利久の嫌みなエリート役に反響
7月期月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(毎週月曜21時~21時54分※初回30分拡大)の初回が10日に放送され、萩原利久演じるエリート・佐々木修の“嫌味な”キャラクターが注目を浴びた。
本作は、海辺で一緒に生まれ育った女友達3人組と、東京で親の期待に応えて一流大学に入学し、それぞれの道へ進む男友達の交流を描くストーリー。初回では、負けん気の強いサップのインストラクター・蒼井夏海(森七菜)、江ノ島で働く美容師アシスタントの滝川愛梨(吉川愛)、シングルマザーの小椋理沙(仁村紗和)の3人組と、一流大学を卒業し大手建築会社に務める水島健人(間宮祥太朗)、その友人で臨床研修医の佐々木修(萩原)、お調子者の山内守(白濱亜嵐)との出会いが描かれた。
初回から、住む世界の異なる男女の目に見えない“格差”による軋轢が描かれたが、その台風の目となる存在が萩原演じる佐々木修だ。健人、修、守が夏海にサップを教わる展開だったが、修は夏海が姿を現すなり「ちんちくりん」と容赦ない物言い。オトナな対応で乗り切る夏海だったが、その後マッチングアプリにハマっていた愛梨を介して偶然彼らと再会。その時も夏海に対して「よりによってまたコイツかよ」と見下した態度。夏海が振る舞った手料理(アジフライバーガー)にも「貧乏くさい」と難癖をつける始末で、SNS上では「感じ悪い」「嫌すぎて話が入ってこない」「デリカシーなさすぎ」と本気で苛立つ声も。
その後も夏海が一足先に帰宅し、寂しがる愛梨に「世話係がいなくなったから?」と嫌味を言い、たまりかねた愛梨は「今時アウトだよ」「なんでそんなに嫌味ばかり言うの?」と問い詰めるも本人は無自覚で、愛梨をあきれさせていた。
一方で、支持派も多数。夏海の料理に結局は「マズくはない」とまんざらでもない様子だったり、自信満々に見えて童貞だったり「最高」「ツンな感じが良い」「嫌味ばかりだけど可愛かった」「最悪とかわいいのバランスが絶妙」「意外とニクめない」とハマる視聴者が続出。萩原と言えばドラマ「美しい彼」では無口で根暗な“ぼっち”の平良一成役がハマり役となり、4月期の主演ドラマ「月読くんの禁断お夜食」では料理上手の草食系キャラで世の女性を癒やしていただけに、「真夏のシンデレラ」での高慢なキャラを新鮮に感じる人も多かったようだ。また、最終的には好かれるキャラクターに化けるのではないか、初めは犬猿の仲だった愛梨と結ばれる展開になるのではないかと予測する声も見られた。
なお、男女6人の“格差”の描き方がリアルだという声も。例えば、健人の家で夏海が「お風呂場がうちのリビングぐらいあったよ」と部屋の大きさに驚いた際に、健人は「そんなわけじゃないじゃん」と笑いながら一蹴する。ある時は夏海が「弟は多分受験はしない」と話した際に「大学は行った方がいいんじゃない?」と当たり前のように反応したり、人当たりがいい彼でさえ環境、価値観の違いから場を気まずくすることがあり、今後もこの“格差”が健人と夏海が関係を育むうえでの障害になりそうだ。(編集部・石井百合子)