「ウォーキング・デッド」ダリルの新スピンオフ予告編公開、放送前にシーズン2制作決定

　現地時間21日、海外ドラマ「ウォーキング・デッド」新スピンオフとして人気キャラクター・ダリル（ノーマン・リーダス）の活躍を描く「ザ・ウォーキング・デッド：ダリル・ディクソン（原題） / The Walking Dead: Daryl Dixon」の予告編が、アメリカ・サンディエゴで開催中の「コミコン・インターナショナル2023」にて公開された。また、9月10日の全米放送スタートを前に、早くもシーズン2の制作が決定した。

【動画】「ザ・ウォーキング・デッド：ダリル・ディクソン（原題）」予告編

　昨年完結した「ウォーキング・デッド」メインシリーズのその後を舞台に、ダリルの新たな旅を描く本作。完結話で生存者の居住区・コモンウェルスを出たダリルは、海をわたりフランス・パリへとたどり着く。なぜフランスに漂着したのかわからないダリルは、ウォーカーが蔓延るパリの街を旅しながら、故郷へ帰る道を模索していく。

　予告編では、ダリルがパリで課せられる任務が明らかに。修道院に辿り着いたダリルは、修道女・イザベルから「あなたをずっと待っていた。あなたはメッセンジャー」と告げられ、ローラントという少年をある場所へ送り届けてほしいと依頼される。修道女いわく、ローラントは「人類再建へ導く」存在なのだという。

　装備を失ったダリルは、パリで再びクロスボウを手に入れ、ウォーカーの大群やローラントを狙う敵集団と対峙する。また、フランスといえば、完結したスピンオフ「ウォーキング・デッド：ワールド・ビヨンド」で“全てのはじまり”とされる研究所が登場し、変異体ウォーカーの存在が確認された場所。ダリルのスピンオフと同作が、どのようにつながっていくのかも気になるところ。

　主演のノーマンに加えて、『ハリー・ポッター』シリーズのフラー・デラクール役などで知られるクレマンス・ポエジー、ドラマ「メゾン・クローズ　娼婦の館」などのフランス人女優アンヌ・カリエールらが出演。製作総指揮にはメインシリーズを手がけたアンジェラ・カン、スコット・M・ギンプル、グレッグ・ニコテロが名を連ねる。

　また、全米放送中のマギー（ローレン・コーハン）とニーガン（ジェフリー・ディーン・モーガン）のスピンオフ「ザ・ウォーキング・デッド：デッド・シティ（原題） / The Walking Dead: Dead City」もシーズン2の制作が決定。AMCネットワークのダン・マクダーモットは、「『デッド・シティ』ファンを再び（ドラマの舞台）マンハッタンへと誘い、マギーとニーガンのより緊迫したアクションを描けることが待ちきれません。そして、ダリルの物語でも同様に、ノートルダム大聖堂やポン・デュ・ガールといったフランスの名所を、誰も見たことがないほど荒廃した地に変えることを楽しみにしています」と声明でコメントしている。（編集部・倉本拓弥）