「ビーストウォーズ」音響監督、中島健人ら実写吹き替え声優絶賛 メガトロン好き報告に千葉繁は歓喜
25日、映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の日本語版吹き替え版で演出を務めた音響監督の岩浪美和が、“声優無法地帯”と呼ばれたアニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」で声優を務めた千葉繁、山口勝平、加藤賢崇と共に、都内で行われた吹替版特別試写会イベントに出席、映画で人間側の吹き替え声優を務めた中島健人(Sexy Zone)らとの仕事を振り返った。
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『トランスフォーマー』新シリーズの幕開けとなる『ビースト覚醒』は、1994年の地球を舞台に、オプティマスプライム率いるオートボットや動物から変形する新種族マクシマルズらが、惑星サイズの強大な敵ユニクロンに立ち向かうアクション超大作。吹き替え版では、中島健人が人間側の主人公ノアを、仲里依紗がヒロイン・エレーナの声を担当する。
岩浪監督は、本作の元となったアニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」を演出をした縁もあり、今回の吹き替え版を担当。この日は登壇早々「Sexy Zone じゃなくてすみません。中島健人くんが来ると思った人がいたらごめんね」と頭を下げて会場を沸かせ、加藤が「音響監督と言いますけど、これほどいろいろやる人はいないんですよ」と紹介すると、会場からは大きな拍手が送られた。
それに対して「余計なことをするなと怒られてばかりだよ」とボヤく岩浪監督だが、アニメの声優陣から「声優のキャスティングみたいなプロデューサー的なこともするし、編集もする。アニメの劇場版とかでは、地方の映画館に立ち会って、スピーカーの調整までする」(加藤)、「『ビーストウォーズ』に至っては、話を2本くらい作る」(山口)とその仕事ぶりを紹介されると、会場からはさらに大きな拍手が。そんな称賛にも「そういう真面目な話はいいから」と笑顔で返す岩浪監督だった。
そんな中、話題は今回の吹き替えを担当した中島の話に。岩浪監督が「彼は(アニメの)『ビーストウォーズ』が大好きで、奇特なことに、一番好きなキャラはメガトロンだって」と明かすと、メガトロン役だった千葉は「うぉー!」と大喜び。
さらに、中島との収録を振り返った岩浪監督は「高かったと思うんだけど、とても大きな私物のメガトロンのフィギュアを持ってきて、マイクの横に置いて、メガトロン様に見守られながら正義の味方をやってたよ」と明かし、会場を沸かせていた。
そんな中島との仕事を満足げに振り返った岩浪監督は、「中島くんも仲さんとかもお芝居すごい良かった。(中島たちは)やはりアニメのことをすごいリスペクトしてくれている。しっかりやってくれる人を選ばないと。そうじゃない人を選ぶと大変だし、変なキャスティングだったら自分も断るけど、今回はそういうのがなかった」と満足げに語っていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は8月4日より全国公開