破壊王マイケル・ベイ、自家用ジェットで『トランスフォーマー』新作ロケ現場訪問!主演&ヒロインも衝撃
実写映画『トランスフォーマー』新シリーズの幕開けとなる『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(公開中)で主演を務めたアンソニー・ラモスと、ヒロインのドミニク・フィッシュバックがインタビューに応じ、過去5作品を監督し、本作にもプロデューサーとして参加した“破壊王”マイケル・ベイにまつわる撮影裏話などを語った。
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シャイア・ラブーフ、マーク・ウォールバーグに続く形で主演に抜てきされたアンソニーは、人気ミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』(2020)でブレイクし、マーベルドラマ「アイアンハート(原題) / Ironheart」にも出演予定の注目株だ。本作では、ひょんなことからトランスフォーマーの戦いに巻き込まれるブルックリン在住の青年・ノアを演じている。
対するドミニクも、Prime Video のリミテッドシリーズ「キラー・ビー」の主演で注目された気鋭の俳優で、詩人や作家などマルチな才能を発揮している。彼女が演じるのは、ニューヨークの博物館に勤める研究者・エレーナ。好奇心旺盛な彼女は、翼のある彫像からビースト戦士にまつわる秘密を発見する。
本作は新たな三部作の第一章として位置付けられているが、メガホンを取ったスティーヴン・ケイプル・Jr監督は、アンソニーたちに三部作全体の構想は語らず、あくまで単独作品として完成させることを目標としていたという。
「スティーヴンはこの映画がどうなるかだけを詳細に語っていました。続編やトリロジーに関してはほとんど話していません。『ビースト覚醒』に集中して、三部作を匂わせる程度に物語を完成させました。世界中の人が私たちの物語を観てほしいし、そうすれば三部作だって約束されますよね? とにかく、スティーヴンは誰も観たことがない完璧な『トランスフォーマー』映画を作りたかった。彼は天才です」(アンソニー)
司令官オプティマスプライム率いるオートボットは、本作で新たな勢力「マクシマル」と力を合わせることになる。彼らは動物に変形するビースト戦士で、プライムたちが地球に降り立つ前から身を潜めていた。
ビースト戦士の登場によって、映画の舞台もジャングルや世界遺産マチュピチュなど規格外のスケールに進化した。アンソニーとドミニクもマチュピチュがある南米の国ペルーへと向かい、過酷なロケを経験した。
「ジャングルはとても暑いですし、マチュピチュは山の頂上にあるのでとても寒い。寒暖差に苦しみましたが、とてもいい経験でした。とある一日は、気温43℃のジャングルを全速力でひたすら駆け回る撮影だったのですが、途中から笑えてきちゃって……。世界中どこを探しても、私たちと同じ経験をしている人はいないですし、こんな窮地に追い込まれている人だっていません。まさに二人だけの特権です」(ドミニク)
マチュピチュでのロケには、プロデューサーのマイケルも合流。ケイプル・Jr監督への指示出しやサポートを行った。アンソニーによると、マイケルは自家用ジェットでペルーに移動してきたそうで、「とにかくクールで衝撃的でした。現場に来たと思ったら『もう行かないと。俺のジェットが待ってる』と言って去るんです」と証言。「『トランスフォーマー』を5本も手掛ければ、自家用ジェットだって手に入るんです」と続けると、ドミニクも「私たちもスティーヴンが自家用ジェットを買えるくらい続編が製作できるように、頑張らないと!」と意気込んでいた。(編集部・倉本拓弥)