松山ケンイチ、NHK朝ドラ初出演 24年度前期「虎に翼」で気鋭の裁判官役
俳優の松山ケンイチが、2024年度前期放送のNHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演することが2日、同局より発表された。朝ドラ初出演となる松山は、「僕は15年前から朝ドラに出演する事を目標に俳優活動を続けてきました。このタイミングで目標が達成された事を考えると、活動を続けていく事が大切な事だと、改めて感じました」とコメントを寄せた。あわせて、小林薫の出演も明らかになった。
【画像】岩田剛典も朝ドラ初出演!24年度前期「虎に翼」キャスト
伊藤沙莉がヒロインを演じる本作は、昭和初期を舞台に、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにした主人公・猪爪寅子が、法曹の世界に飛び込んでいくストーリー。ドラマ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香が脚本を執筆する。
放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」でも活躍中の松山が演じるのは、寅子の法曹としての歩みに大きな影響を与える気鋭の裁判官・桂場等一郎(かつらば ・ とういちろう)。堅物で腹の内を決して見せず、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。法の世界の手ごわい先輩だが、実は甘党という一面を持つ。
「天うらら」「カーネーション」に続く朝ドラ出演となる小林は、高名な法学者・穂高重親(ほだか・しげちか)役で出演。女子教育に熱心で明律大学女子部の立ち上げに尽力し、教べんをとる人物で、おおらかで何事にも動じないが、ひょうひょうとしてお茶目な一面も持つ。法の世界における、寅子にとっての「生涯の師」となる。
新キャストの発表を受け、ヒロインの伊藤は「思わずガッツポーズをしてしまうほどの憧れの大先輩方のお名前をお聞きして良い緊張と興奮に揉まれております。どっしり構えたいところですが慎重に丁寧に楽しく寅子ができたらいいなと思っています」とコメント。
制作統括の尾崎裕和は、「寅子の進んでいく『法』の世界は、これまで女性が誰も入ったことのない未踏の世界です。そこで寅子にとって道標となり、大きな壁にもなる先達を、松山ケンイチさんと小林薫さんという素晴らしいお二人に演じていただけることになりました。法を自らの生きる『仕事』の道として見定めていく寅子に、その厳しさを教え、時には強く励ます二人。寅子が、先輩であり師匠である彼らとどう対峙し、どう乗り越えていくか、リーガルドラマの中心にある人間ドラマにもご注目ください」と期待を寄せた。(編集部・倉本拓弥)