『バービー』世界興収10億ドル突破!単独女性監督作で初の快挙
グレタ・ガーウィグ監督の映画『バービー』の世界興行収入が、公開3週目にして10億ドル(約1,400億円)の大台を突破した。現在の北米興収は4億5,938万1,000ドル(約643億円)、それ以外の国々では5億7,210万ドル(約801億円)を上げており、全世界興収は10億3,148万1,000ドル(約1,444億円)に達している。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル140円計算)
【画像】可愛すぎると話題!実写バービー役のマーゴット・ロビー
今年の公開作で世界興収10億ドル(約1,400億円)を突破したのは、『バービー』とアニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の2作のみだ。4月に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の世界興収は、現在13億5,275万6,895ドル(約1,894億円)となっている。
また、歴代で見ると、世界興収10億ドル(約1,400億円)以上を稼いだ映画は53作品。『バービー』はその中で唯一の単独女性監督作だ。
なお、バービー役で主演しただけでなく、プロデューサーとして最初期から本企画を進めてきたマーゴット・ロビーは、ワーナー・ブラザースにこう企画を売り込んでいた。「ミーティングでは“大きなアイデアと、明確なビジョンを持った監督の組み合わせはスタジオに大きな利益をもたらしてきた”ということを伝えて“恐竜とスピルバーグ”といった例を挙げていき、『そして今、あなたたちには“バービーとグレタ・ガーウィグ”があるのです』と言った。10億ドル(約1,400億円)稼げるとも言ったと思う。誇大宣伝だったかもしれないけど、わたしたちには作るべき映画があったから、ね」とColliderに語っていたが、マーゴットの狙いは大当たり。10億ドルは全然大げさな数字ではなかったことを、今回証明した。(編集部・市川遥)