久保田紗友、主演映画で血まみれ演技 大量の血のり浴び「爪の間が1週間くらいピンクでした」
久保田紗友が19日、都内で行われた主演映画『Love Will Tear Us Apart』の公開初日舞台あいさつに登壇し、自由な表現で多くのことにチャレンジしたという本作の撮影を振り返った。この日は、青木柚、莉子、ゆうたろう、宇賀那健一監督も来場した。
【動画】久保田紗友が血まみれ…『Love Will Tear Us Apart』予告編
本作は、普通の小学生・真下わかばがいじめに遭っていたクラスメートを助けたことをきっかけに続発する、不可解な殺人事件を描いたサスペンス。犯人の正体も目的も分からないまま、数年が経過。真犯人が判明した時、わかばは本当の愛を知ることになる。
主演の久保田は「宇賀那監督の『ジャンルレスな作品を作りたい』という熱い思いを受け継いで(撮影に挑み)、映画ってこんなに表現の自由があるんだと思えた作品です。たくさんのことにチャレンジさせていただいて、忘れられない経験となりました」と充実した表情をのぞかせる。
莉子と一緒に血まみれになるシーンは思い出深く、久保田は「雨がすごくて撮影が中止になって、後日そのシーンだけを撮りに山の中まで車で3時間くらいかけて行って、血まみれになって帰ってきました。血まみれになり過ぎたので、撮影後に莉子ちゃんと一緒にお風呂に入った思い出があります」とにっこり。一方で大量の血のりを使ったため、莉子が「かかとの血のりが1週間くらい取れなくて…」と大変な思いをしたことも明かすと、久保田も「爪の間が1週間くらいピンクでした」と苦笑いした。
「初めてイケメン役を演じた」というゆうたろうは、海パンにまつわる苦いエピソードを披露。「イケメンってどんな水着を着るんだろうと楽しみに衣装合わせに行ったら、めっちゃギリギリのブーメランパンツを履かされました。監督から『イケメンはブーメランパンツでしょ』と言われたけど、僕的には納得できなかった」とぶっちゃけ。現場ではずっとバスローブを羽織っていたため、「男優がいる……みたいになっちゃって」と話すと、久保田も「目のやりどころに困りました」と照れ笑いを浮かべた。
作品にちなみ「狂おしいほど愛しているもの」を問われると、久保田は「飼っているワンちゃんが一番狂おしいほど愛しているものです。守る人はわたししかいないんだなという責任感とか、絶対にわたしが育てていかないといけないという気持があります」と返答。「ワンちゃんや映画を通して、愛は守りたいと思えるかどうかだなと感じました」とも語った。(錦怜那)