奥平大兼&鈴鹿央士W主演でeスポーツを劇映画化 実話インスパイアの青春ストーリー『PLAY』公開決定
俳優・奥平大兼と鈴鹿央士のダブル主演で、eスポーツを劇映画化する『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が、2024年春に公開されることが決定した。
コンピューターゲーム(ビデオゲーム)の対戦をスポーツ競技として捉える、eスポーツを題材とした日本初の劇映画となる本作(特定非営利活動法人北米教育eスポーツ連盟 日本本部調べ)。徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に、実在の男子学生の体験にインスパイアされた青春映画となる。
映画デビュー作『MOTHER マザー』(2020)で数々の新人賞に輝いた奥平が演じるのは、ヤンチャな見た目のeスポーツビギナー・郡司翔太。金髪にピアスという派手な外見とは裏腹に、弟想いの一面もある心優しいキャラクター。世界大会を見守るほどのゲーム好きという奥平は「是非この映画で、ゲームが好きな方にはもちろん、あまりゲームのことを知らない方にも、今のeスポーツの世界の魅力や熱量を知っていただけたら嬉しいです」と語る。
一方、映画『蜜蜂と遠雷』(2019)で新人賞を多数獲得し、「silent」など大ヒットドラマの好演も話題を呼んだ鈴鹿が演じるのは、ケガを理由にバスケットボールを断念した天才ゲーマー・田中達郎。「eスポーツは、全国大会が開催されたり、これからオリンピック競技にもなるかもしれない、注目の分野」という鈴鹿は「普段からゲームを嗜む1人として、公開までたくさんの方と一緒にこの映画を盛り上げられたらなと思っています」とコメントしている。
学校の壁に貼られた「“全国高校 e スポーツ大会”メンバー大募集」という勧誘ポスターに興味をひかれた翔太(奥平)は、ポスターを作った、eスポーツ上位ランカーの1学年先輩・達郎(鈴鹿)に連絡をする。1チーム3人編成のゲーム「ロケットリーグ」にエントリーしたい達郎は、たまたま席が近かったVチューバー好きのクラスメート・亘からも強引に参加の約束を取り付け、にわかチーム「アンダードッグス」(かませ犬)を結成。年齢もバックグラウンドも異なる3人は、東京での決勝戦を目指して練習を重ねていくうちに、競技に魅せられていく。
監督は、ロボットコンテストに挑戦する高専生を描いた『ロボコン』(2003)や、ボルダリングに夢中な女子高生を描いた『のぼる小寺さん』(2020)など、目標に向けて奮闘する若者を描いてきた古厩智之。さらに、「サクラ大戦」シリーズ等で知られる広井王子が企画・プロデュースを手掛ける。
奥平大兼、鈴鹿央士、古厩智之監督のコメント全文は下記の通り。(編集部・入倉功一)
映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は2024年春全国公開
奥平大兼/郡司翔太役
今回eスポーツをテーマとした映画ということで、個人的にゲームはとても好きですし、ゲームの世界大会などは見る機会が多いので、このように映画でeスポーツの魅力を伝えられるのはとても光栄に思いました。
そして、ゲームをみんなでやっているシーンなど、いつもと違ったお芝居や撮り方なども、撮影していてとても楽しかったですし、青春映画としても、若者が一つのものに熱中して、何かを目指す尊さを経験できました。
是非この映画で、ゲームが好きな方にはもちろん、あまりゲームのことを知らない方にも、今のeスポーツの世界の魅力や熱量を知っていただけたら嬉しいです。
鈴鹿央士/田中達郎役
田中達郎役を演じさせていただきました、鈴鹿央士です。今作では、本編の殆どを徳島県にて撮影しました。自然に囲まれ穏やかな時間が流れる中で、のびのびと撮影できたことがとても楽しかったです。みんなで撮影終わりなどに徳島ラーメンを食べに行ったり、たくさん思い出があります。そのような中で、eスポーツの試合シーンは、みんなでアツく撮影していたので、どのようになっているのか観るのが楽しみです。eスポーツは、全国大会が開催されたり、これからオリンピック競技にもなるかもしれない、注目の分野です。僕も普段からゲームを嗜む1人として、公開までたくさんの方と一緒にこの映画を盛り上げられたらなと思っています。公開をお楽しみに。
監督:古厩智之
四国の小さな町。ほんとうにあった青春時代をもとにした映画です。親たちは疲れ切っていて、少年たちはずっと足踏みしている。彼らのリアル、感触や欲しいものを考えました。仲間を得て、最高のガッツポーズをする瞬間を経ても、現実は変わらないかもしれない。だからこそ「遊べ!」です。それでも「遊べ!」。PLAY! です。それを私よりも理解した奥平くん、鈴鹿くんら俳優陣とスタッフのおかげで、すみっこの町でHIPHOP映画を撮るように、eスポーツの映画を撮れたと思います。震えますよ!