久間田琳加、JO1白岩瑠姫との“ドキドキ”を振り返る
久間田琳加が24日、ボーイズグループJO1・白岩瑠姫とのダブル主演映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(9月1日公開)の“本音”で語るトーク付き試写会に登壇し、白岩との撮影でドキドキしたシーンを振り返った。この日は、酒井麻衣監督、原作の汐見夏衛も来場した。
本作は、「10代女子が選ぶ文芸小説 No1」にも選ばれた汐見による同名小説の映画化。マスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう優等生の茜(久間田)と、自由奔放で絵を描くことを愛する銀髪のクラスメイト・青磁(白岩)。何もかもが正反対の青磁が苦手な茜だったが、次第に彼が描く絵と真っすぐな性格に惹かれていく。
撮影中にときめいた場面を問われた久間田は、遊園地で青磁が「夕焼けって何色か知ってる? 茜色」と話すシーンをあげ、「色の名前とはいえ、自分の名前が入っているってこんなにドキッとするんだと感じました」とはにかみ。
酒井監督は、撮影後半だったために二人が役を掴んでおり、「こうしてほしいというリクエストは言わずともああなった」と説明すると、「あそこのシーンは本物の夕焼けを狙っていたから時間との勝負で、一発OKでやりました」と緊迫していたことも打ち明ける。久間田も「緊張しました。集中力がいつもよりガッと上がりました。青磁くんと一緒に『緊張するね』と(話していました)」と振り返った。
酒井監督は「青磁が茜のマスクに絵を描くシーンで、顔がぐっと近くなって見つめ合うシーンにはこだわりました」とも語る。「青磁は『絵を描いているだけだよ』という感じだけど、茜ちゃんにとっては『近い!』という絶妙な感覚」を二人が上手く表現していたそうで、久間田は「思っているより距離が近いんですよ。わりと最初の方に撮っていたし、マスクをしているとはいえ、ここ(口元)に絵を描かれることはなかったから緊張しました」と吐露。
緊張したのは絵を筆ではなく、指で描いているからでもあり、汐見は「(小説は)文字で書くので、映像が浮かんでいないことが多い」と述べつつ、「筆だと距離ができるので、手で描くというのを思いつかれたところは『そう来たか!』と創作者の端くれとして羨ましい表現で、真似したいと思いました」と酒井監督の演出に舌を巻いていた(錦怜那)