今夜からNHK版「金田一」シリーズ、4週にわたって放送
本日(18日)より横溝正史のミステリー小説に基づくNHK版金田一耕助シリーズ4作「獄門島」「悪魔が来りて笛を吹く」「八つ墓村」「犬神家の一族」がBSプレミアム並びにBS4Kで、4週にわたって放送される。「獄門島」では金田一耕助を長谷川博己が演じ、他3本を吉岡秀隆が演じる。
18日午後8時15分より放送される「獄門島」(2016)では終戦直後、瀬戸内の孤島を訪れた金田一耕助(長谷川)が、封建的な島でおこる連続殺人の謎に挑む。僧の了然(奥田瑛二)の案内で島の実力者・本鬼頭家にやってきた金田一は、そこで美しい女性・早苗(仲里依紗)や、奇抜な風体の3姉妹と出会う。そんな矢先、ある晩に末妹の姿が消える……。
25日放送の「悪魔が来りて笛を吹く」(2018・午後9時~)で描かれるのは、密室殺人事件。銀座の宝石店で強盗殺人事件が発生し、旧華族・椿家の娘である椿美禰子(志田未来)は、事件の容疑者にされて自殺した父親の無実を晴らすべく、金田一耕助(吉岡)に調査を依頼。椿邸の住人(中村蒼ほか)が行う奇妙な占いに立ち会う金田一。その夜の洋館で不気味なフルートの音色が響きわたる。
9月1日放送の「八つ墓村」(2019・午後8時15分~)は、大量殺人の過去を持つ村を舞台にしたストーリー。名家の跡取りとして招かれた辰弥(村上虹郎)だが、祖父、異母兄、尼僧……殺人事件が続発し、村人の疑惑の目は辰弥に向けられる。しかし村の分限者に身を寄せる美也子(真木よう子)はそんな辰弥に思いを寄せ、一方で金田一(吉岡)は辰也の秘密を探り当てる。
9月8日に前後編で放送される「犬神家の一族」(2023・前編午後8時15分~、後編午後9時44分~)は、とある財閥の遺産相続から幕を開ける。犬神財閥の創始者が他界。残された遺言状は、娘の松子(大竹しのぶ)ら一族ではなく、他人である野々村珠世(古川琴音)に全財産を残すという衝撃の内容だった。ばく大な遺産をめぐって一族がいがみあうなか、やがて起こる謎の連続殺人に、金田一(吉岡)が動き出す。
演出は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」や朝ドラ「エール」の吉田照幸。脚本を喜安浩平、吉田照幸、小林靖子らが務める。(編集部・石井百合子)