「らんまん」千歳・百喜・千鶴役に遠藤さくら・松岡広大・本田望結 朝ドラ初出演
23日、NHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土、総合・午前8時~ほか)の新キャストが同局より発表され、乃木坂46の遠藤さくらが槙野千歳役、松岡広大が槙野百喜役、本田望結が槙野千鶴役を務めることが明らかになった。三人とも朝ドラ初出演となる。
遠藤、松岡、本田が、主人公・槙野万太郎(神木隆之介)と妻・寿恵子(浜辺美波)の子供たちを演じることになった。遠藤が演じる娘の千歳は、母親ゆずりのしっかり者で、のちに虎鉄の妻となる。「『らんまん』という世界観に自分が参加していることが今でも信じられなく、大きい緊張感を持って撮影に挑んでいる日々です」と語る遠藤は、「千歳として、その一員になれていることを噛み締めながら、皆様に精一杯ついていけたらいいなと思っています。 毎朝のわくわくを一緒になってお届けできるように頑張ります」と意気込み。
松岡が演じるのは、万太郎と寿恵子の長男・百喜。百喜は父親ゆずりの聡明な青年で、役所に勤めている。「百喜はとても聡明なことが台詞からうかがえます。そして、篤実な人間です。父に何か進言するときも、自由奔放な父を否定することなく、世論や社会の状況の事実確認をした上で話を進めていきます。既存の価値観やルールに縛られない生き方をする父を、誇らしく思い尊敬し、どこかに羨望の眼差しがある人物だと感じました」と松岡は役の印象を語っている。
本田は、万太郎と寿恵子の末娘・千鶴役。ふたりの晩年を支える役どころで、本田は26歳からの千鶴を演じるという。「役者人生16年目にして初めての朝ドラ。子役を始めた頃からの憧れでした。お母さん役の浜辺美波さんとは、実年齢は4歳差ですが、劇中では32歳差で、そこに朝ドラっぽさを感じています。槙野家の一員でいられる時間を大切に、役者としても1秒も無駄にせず吸収させていただきます」と思いを明かしている。
「らんまん」は、日本の植物学の父といわれる牧野富太郎をモデルとしたオリジナルストーリー。激動の時代の中で、ただひたすらに愛する植物と向き合い続けた槙野万太郎(神木)の波乱万丈な生涯を描く。いよいよ物語は最終章へ。脚本は、劇作家・脚本家の長田育恵が手掛けている。(清水一)