「VIVANT」高梨臨、苦しくて台本読めず…乃木夫婦の悲しき過去「真っ直ぐ大切に演じたいと思いました」
TBS日曜劇場「VIVANT」(毎週日曜よる9時~)で主人公・乃木憂助(堺雅人)の母親である乃木明美を演じる高梨臨が、10日に放送された第9話の感想や、ドラマの魅力についてコメントを寄せた。
「VIVANT」は、国内外で秘密裏に活動する特殊部隊「別班」に所属する乃木憂助の活躍を描いたアドベンチャードラマ。第9話では、明美の夫で、テロ組織「テント」のリーダーを務めるノゴーン・ベキ/乃木卓(役所広司)の壮絶な過去が描かれた。
第9話の台本を受け取った高梨は、「悲しすぎる夫婦の過去に本当に胸が苦しくなってしまって、最初はまともに台本が読めませんでした」と当時の心境を告白。「この過去の悲しい出来事が、卓そして後のベキの想いに繋がっていくと思ったので、真っ直ぐ大切に演じたいと思いました」と夫婦の過去と真摯に向き合い、撮影に挑んだ。
「悲しい過去があるからこそ、その前の幸せなシーンはとても思い出に残っています」と第9話を振り返る高梨。若かりし頃のベキ/乃木卓を演じる林遣都には、「林さんが旦那さんとして、そして(憂助の)父親として引っ張っていってくれたので、寄り添い、飛び込む気持ちでいられました」と絶大な信頼を寄せた。
予測不能な展開とサプライズの連続で、考察合戦が白熱する「VIVANT」。高梨は、ドラマの魅力は「精密に練られたストーリー」にあると語った。「台本も夢中で読み進めましたが、実際映像になって、さらにいろんな伏線を見つけたりして、私は回想部分の出演なので、現在のストーリーは視聴者のような気持ちで毎回ワクワク拝見しています」(編集部・倉本拓弥)