岩田剛典、王子様役で「不安に」 福田雄一監督「かっこいい岩ちゃん」をアピール
岩田剛典が14日、都内で行われたNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』（配信中）の配信記念特別イベントに主演の橋本環奈、共演の新木優子、福田雄一監督と共に登壇。二度目の参加となる福田組について「出ているキャストのみなさんが面白すぎて不安になってくる」と芸達者な顔ぶれに囲まれた撮影を振り返った。
青柳碧人のシリーズ累計33万部を突破するベストセラー小説を、『銀魂』『今日から俺は!!』シリーズなどの福田監督が実写化した本作は、童話の世界で起きる事件を、赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していくコメディー。物語は、旅の途中でシンデレラ（新木）と出会った赤ずきん（橋本）が、魔法使いに美しいドレス姿にしてもらい、2人で舞踏会へ向かうも、カボチャの馬車で男をひき殺してしまうショッキングな展開から始まる。
岩田にとって、福田組は『新解釈・三國志』（2020）に続き2度目の参加。本作では王子様を演じた。岩田は「福田監督の作品は今回3年ぶり。2回目の福田組の怖さをよく聞くんですが、今回は王子様役。自分から笑いを取りにいく感じではなかったので、シンデレラ（役の新木）と“これでいいのかな？ 俺たち”って話していました。出ているキャストのみなさんが面白すぎて不安になってくるんです。普通に仕事していていいのかなって思うほどでした」と撮影を述懐。
そんな岩田に対して、福田組常連の橋本は「あの王子様の格好が似合う人はなかなかいない」と絶賛。福田監督も「今回（笑いは）抑え気味で、最初から最後までかっこいい岩ちゃんを貫き通して撮るのが目標でした。今回の岩ちゃんは本当にかっこいいですよ。岩ちゃんファンはたまらないと思います」と岩本のカッコ良さを強調した。
主演の橋本は“福田組のミューズ”と呼ばれるほど福田作品に多く参加しているが、「今回も楽しかったです。毎回現場に行くたびに笑って帰る。福田さんの作品にいくつか出させていただいていますが、今回が初めての主演。ちょこちょこワンシーンしか出ない人がとにかく豪華で笑わせて帰るんです」と現場の和やかな様子を紹介。一方、福田組初参加となる新木は「みなさんが和気藹々と楽しそうで、現場に来るのが毎回楽しみで仕事じゃない感覚で帰れる仕事っていいなって思いました」とコメント。
橋本と新木は現場で一緒にいることが多かったそうで、橋本は「ドレスで山の中での撮影。暑かったり寒かったりで、ドレスの下に優子ちゃんとカイロをしのばせて撮影していました。基本2人で行動することが多かったのでずっと話していました。愛犬の話が多かったです。（新木とは）ママ友的なところがありました」と新木との共演を満喫したようだ。
イベントでは、福田組常連の佐藤二朗からのサプライズメッセージが紹介される演出も行われた。（取材・文：名鹿祥史）