岡田将生「VIVANT」の松坂桃李&吉原光夫に「テント!別班!」と大興奮
俳優の岡田将生が19日、都内で行われた映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』(10月13日公開)完成披露舞台あいさつに出席。この日のイベントには、先ごろ最終回を迎えたばかりの日曜劇場「VIVANT」に出演した松坂桃李と吉原光夫も出席したが、岡田は吉原のインパクトある姿を見て「あー、テントだ!」と興奮していた。イベントには柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、島崎遥香、木南晴夏、吉田鋼太郎、水田伸生監督も来場した。
本作は、2016年に日本テレビ系で放送され人気を博した宮藤官九郎脚本のドラマ「ゆとりですがなにか」のその後を描く劇場版。ドラマ版では「ゆとり世代」と揶揄されるアラサー3人組(岡田将生・松坂桃李・柳楽優弥)が恋や友情、仕事に奮闘するさまが描かれ、映画版ではそれぞれ人生の岐路に立たされた彼らが働き方改革やコンプライアンスなど新時代の諸問題に立ち向かっていく。
イベント会場に敷き詰められたレッドカーペットに登場した岡田ら俳優陣。会場から大きな歓声が上がるなか、妻・茜(安藤サクラ)との夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も契約打ち切り寸前と苦境にさらされた主人公・坂間正和を演じた岡田は「熱気がすごくてびっくりしています」と会場の盛り上がりに感謝。
そんななか、正和の実家・坂間酒造の杜氏で、正和らとともに新商品の開発に立ち上がる服部一幸を演じた吉原にトークの順番が回ってくると、岡田は「テントだ!」と17日に最終回を迎えた日曜劇場「VIVANT」で、役所広司演じるノゴーン・ベキ率いるテロ組織「テント」のメンバー・ピヨを演じた吉原をイジる。
さらに岡田は、同ドラマで特殊部隊・別班の黒須を演じた松坂にも「あ、別班!」と話を振ると、松坂は「終わったか、終わってないかは分からない」とノリノリで岡田の振りに回答。しかし、吉原は一言も発せず、松坂が「絡んでくれると思っていたのに、二人で終わっちゃった……」としょんぼりすると、吉原は劇場版で初めて“ゆとりチーム”に入ったことに触れ「僕はこれが嫌いだったんです。この家族のような絡みを毎回現場でしているわけですよ。その中に『おはようございます』と毎日入っていくことが地獄で地獄で……」とぼやき、客席を笑わせた。
しかし、吉原は「その中で全員と向き合って芝居していくことが、今となっては鍛錬となっています。ありがとうございました」とも。ドラマ版から続投している吉田鋼太郎は吉原の発言に「確かに仲がいいんですよ、この3人(岡田、松坂、柳楽)は。光夫はそこに入っていくのが大変だったと言っていましたが、僕も嫉妬するんです。しかも今回は出番が少なくて、なかなか輪の中に入れない。しかも宮藤(官九郎)の(劇場版の)脚本が、俺をないがしろにしているんだよ」とぼやき節が止まらなかった。(磯部正和)