新日曜劇場「下剋上球児」球児キャスト発表　中沢元紀、兵頭功海、菅生新樹ら12名

　鈴木亮平が主演を務める10月期のTBS日曜劇場「下剋上球児」（毎週日曜夜9時～）の球児キャスト12名が、17日にU-NEXTで独占配信されたオーディション番組で発表。中沢元紀、兵頭功海、伊藤あさひ、小林虎之介、橘優輝、生田俊平、菅生新樹、財津優太郎、鈴木敦也、福松凜、奥野壮、絃瀬聡一の出演が明らかになった。

【画像】約2年ぶりに日曜劇場凱旋！鈴木亮平ふんする主人公・南雲脩司

　「下剋上球児」は、高校野球を通して現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。怪我で野球一筋の人生を諦めた三重県立越山（えつざん）高校の社会科教師・南雲脩司（鈴木）が、地元の大地主の孫が入学したことをきっかけに弱小野球部の顧問を任され、人生が一変する。

　劇中で臨場感のある野球シーンを描くため、球児キャストは約半年間に及ぶ“演技”と“野球の実技”のオーディションを経て決定した。応募者は、甲子園出場経験者、大人気YouTuber、歌謡歌手、注目の若手俳優など。オーディションの模様は、U-NEXTで「『下剋上セレクション完全版』～ドラマ出演をかけた熱き予選大会～」として配信されており、本日配信の第6話で合格者12名が発表された。

　1年生キャストには、高校野球名門校出身者やドラマで活躍する若手俳優が起用された。現在放送中のドラマ「埼玉のホスト」に出演中の中沢は、地元の大地主の孫で名門クラブチームの元エース・犬塚翔役。「騎士竜戦隊リュウソウジャー」などで知られる兵頭は山下美月ふんする根室柚希の弟・根室知廣、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」などの伊藤は野球初心者の椿谷真倫、TBSドラマ初出演の小林は野球部キャプテンの兄を持つ日沖壮磨を演じる。

　また、ドラマ「最高の教師　1年後、私は生徒に■された」に出演中の橘は、中学時代に陸上部で大会記録を叩き出すほどの俊足を誇る久我原篤史役。高校野球の名門・青森山田高校出身で甲子園出場経験を持つ生田は、久我原と同じ中学出身でマイペースな問題児・楡伸次郎（にれ・しんじろう）を務める。

　3年生キャストの3名は、いずれもTBSドラマ初出演。昨年6月に俳優として活動を始めた菅生は、野球部のキャプテンを務める日沖誠役。名優・財津一郎の孫である財津優太郎は、幽霊部員となってしまった長谷川幹太、名門・作新学院野球部出身で、TikTokのあるある動画でも注目の鈴木は、同じく幽霊部員になってしまったお調子者の藤本大牙を演じる。

　さらに、全員が幽霊部員の2年生キャストには、特撮出身者や日曜劇場出演経験者などが抜てきされた。映画『ラーゲリより愛を込めて』などで注目の福松は、ほかの部員が練習に来なくなるのを見て幽霊部員になってしまった富嶋雄也役。特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」で主演を務めた奥野がお調子者で子どもっぽい性格の幽霊部員・野原舜、「集団左遷!!」以来約4年ぶりの日曜劇場出演となる絃瀬が、野原と同じく幽霊部員になってしまった紅岡祥悟を演じる。

プロデューサーを務める新井順子のコメント全文は以下の通り。（編集部・倉本拓弥）

新井順子プロデューサー

　「野球に嘘がないドラマにしよう」と去年の12月から球児キャストのオーディション募集を始めて、演技はもちろんのこと野球の実技もしっかりと行うオーディションを決行しました。オーディション中、彼らには伝えていませんでしたが、当初から“野球が上手ではない”というキャラクターもいて、野球の技量がある子だけでなく、技量はないけど必死に練習し食らいついてくるのは誰なのか？　周囲を引っ張っていく子はどの子なのか？　など、オーディション中だけではなく、控室や待ち時間での姿を観察してきました。長期間のオーディションということもあって、1次審査では評価が低かった子が、練習会や実技審査を経てとても魅力的な顔立ちになったりと驚かされることもたくさんありました。今回参加してくれたキャストさんは、本当に真剣にオーディションに取り組んでいただき感謝しかありません。全員を合格させたい気持ちに駆られましたが、悩みに悩んで12名を選びました。

　決定後には脚本の奥寺（佐渡子）さんとキャスト一人一人と打ち合わせをさせていただき、キャラクターをどう膨らませようかと考えました。登場するキャラクターは、半分“役”、半分“本人”のような感じになっているかもしれません（笑）。オーディションを経て、クランクインまでの3か月間練習を共にしてきたおかげで、クランクイン前から結束力は強く燃えたぎっています！　鈴木亮平さん・黒木華さんも先生のように接してくれて本当の学校のようです。彼らが視聴者の皆さんにどう映るのか、今からとても楽しみです。この作品で自分が演じるキャラクターを魅力的にし、さらに視聴者に愛されるキャラクターに育てていってほしいです。

　そして彼らが『下剋上球児』で学び・感じたものを生かして、大きく羽ばたいていってくれることを期待しています。