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萩原利久、アルバイト経験ナシ!ドラマで接客して気付き

萩原利久
萩原利久

 ドラマ「美しい彼」シリーズなどで知られる俳優の萩原利久が11日、大阪・朝日放送で行われたABCの連続ドラマ「たとえあなたを忘れても」(10月22日スタート、毎週日曜夜10時~)制作発表会見に、主演を務める堀田真由をはじめ風間俊介岡田結実畑芽育松井玲奈森香澄と共に出席し、役を通して学んだことを語った。

【画像】堀田真由、萩原利久、風間俊介ら会見の様子

 本作は、朝ドラ「純情きらり」(2006)や映画『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)などの脚本を務めた浅野妙子が書き下ろしたラブストーリー。大切なものを失いながらも懸命に生きる男女が運命的に巡り合い、惹かれ合っていく。萩原が演じるのは、キッチンカーを運営する青年・青木空(あおき・そら)。ピアニストになる夢に挫折し、東京から神戸に引っ越してきた河野美璃(堀田真由/こうの・みり)が客としてやってきたことをきっかけに出会う。

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 萩原演じる空は記憶障害がある青年。「これまでそういう役をやったことがなかった。お話を聞いたときは想像がつかず難しいなと思いました」と胸の内を明かすと「これまでどんなことでも何かを積み重ねて進んできたので、重ねてきたものがゼロになって、何度も初めて……という感覚をどう表現するのかを考えました」と役へのアプローチ方法を語る。

 萩原が目を向けたのが空の周囲の人々のこと。「自分自身は記憶をなくしてしまうかもしれませんが、周囲の人間は自分との記憶を忘れないわけで、しっかり丁寧に人と接することで、相手が自分との気持ちも積み重ねてくれる」という意識をもって空を演じたという。

 また萩原は、空が記憶障害がありながら非常にポジティブであることに触れ「僕はこれまでアルバイトをしたことがなく、接客の経験もなかった。今回キッチンカーでお客さんに商品を渡して『ありがとうございます』や『おいしかった』という言葉を聞いて、想像以上に嬉しかったんです」と役柄を通じての気づきに触れる。

 こうした一つ一つのありふれた日常の行動の大切さが身に染みたという萩原は「小さな言葉のやり取り、ちょっとしたあいさつやレスポンスの温かさに幸せを感じるようになった」と笑顔を見せ、「そんな日常の隅々にある事柄を、スタッフさん、キャストたちがとても丁寧にすくいあげているドラマです」と作品の魅力をアピールしていた。

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 丁寧に、真摯に作品に向き合っているという萩原だが、撮影の合間にはリラックスしているという。岡田が「朝7時ぐらいからひき肉くんのモノマネをしているんですよ」と現在YouTuberグループとして人気を博す、ちょんまげ小僧のメンバーであるひき肉くんのモノマネをしていることをバラされると、萩原は「別にモノマネが好きなわけではないのですが、流行っていますからね」と苦笑いを浮かべ、お茶目な一面も見せていた。(磯部正和)

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