大阪・関西万博「ガンダムパビリオン」正式名称が発表 キービジュアル公開
ガンダム総合イベント「GUNDAM NEXT FUTURE -EAST-」(東京・新宿住友ビル)で6日、「横浜・実物大"動くガンダム"起動実験経過報告/大阪・関西万博『ガンダムパビリオン(仮称)』構想発表会」が行われ、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)でのバンダイナムコグループのパビリオンの正式名称が「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」であることが発表された。
【画像】『ガンダムSEED』新機体のガンプラがズラリ!「GUNDAM NEXT FUTURE」会場の様子
「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」は、「未来社会の課題解決に向けてガンダムと共存する世界」をテーマにしたパビリオン。公開されたキービジュアルは、ガンダムと人類の対話、ガンダムとつくる未来を連想させるような仕上がりになっており、外観デザインは未来のスペースエアポートをイメージしたという。
万博公式キャラクター・ミャクミャクと共に会場に登場した吉村洋文大阪府知事(2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会会長)は、藤原孝史(バンダイナムコグループ チーフガンダムオフィサー)を前に、万博でガンダムパビリオンと大阪パビリオンの連携協定を締結することを発表。「僕はガンダム世代。テレビで見ていましたし、プラモデルも作りました。そのガンダムと一緒にできることが嬉しいです。ガンダムパビリオンを楽しみにしています」と笑顔でコメントした。
また、アニメ「機動戦士ガンダム」40周年プロジェクトとして横浜・山下ふ頭に建設された動く実物大ガンダムは、2024年3月31日にフィナーレを迎える。Evolving G 代表取締役社長の佐々木新はフィナーレに向けて、劇場版『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』(2024年1月26日公開)の音楽を使った特別演出が計画されていることを明かし、「横浜でガンダムを見ていただけるのはあと半年。ぜひ間近で実物大の動くガンダムを見てほしい」と呼びかけた。特別演出の詳細は後日発表される。
動く実物大ガンダムが展示されている「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」は854日間の営業日数で、およそ130万人の来場者を記録。石井啓範(GGCテクニカルディレクター)は「技術的にももちろん意味があったし、動くガンダムをたくさんの人が見てくれたことが嬉しい」と心境を明かす。
石井は18メートルの動くガンダムを動かすため、Gキャリアと呼ばれる台車を腰につけることで、転倒を防ぐ工夫を凝らしたことなどを感慨深げに回顧。「またこういう機会をいただけるなら、こうしたいというアイデアもたくさんあります」と今後の展望をちらつかせながら、「自立で操作できるガンダムが最終的な目標です。今回の動くガンダムはその最終目標への一つのステップだと思っています。まだまだ頑張っていきたい」と笑顔でコメントした。(取材・文 名鹿祥史)
「GUNDAM NEXT FUTURE」東京会場は10月9日まで新宿住友ビル三角広場にて開催中(大阪会場は10月14日~10月16日、デジタル会場は10月6日13時~10月17日10時予定)