「ブギウギ」弟役の子役は?朝ドラ5作目の又野暁仁
10月2日から放送が開始された趣里主演のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(総合・月~土、午前8時~ほか)。ヒロイン鈴子の弟・六郎の少年時代を演じ「かわいい」と話題なのが又野暁仁(またの・あきひと)だ。(以下、第3回の内容に触れています)
六郎は、鈴子(趣里、少女時代:澤井梨丘)の3歳年下の弟で、ちょっとぼーっとしたところがあるマイペースなキャラクター。拾ってきた亀をペットにしていて、いつも一緒におり、4日に放送された第3回では、小学校卒業後の進路に悩む鈴子を前に「わい、カメ博士になる!」と高らかに宣言し、場を和ませた。
また、鈴子と親友のタイ子(清水胡桃)が同級生からからかわれるシーンでは「あんな、松岡くんのことが好きなんはな、姉やんやなくて、タイ子ちゃんなんやで」と真実をずばり言い、慌てた鈴子から「あほ、何言うてんや」と注意されても「せやかてホンマやろ? なあ?」と落ち着いた様子でタイ子の背中を押した六郎。その後、はっきりと自分の気持ちを言うことができたタイ子に対し「胸がチクゥ~したで」と伝え、愛らしい表情を見せる場面もあった。
そんな少年時代の六郎を演じる又野は、2013年2月生まれの10歳。朝ドラにはこれまで「スカーレット」「おちょやん」「カムカムエヴリバディ」「舞いあがれ!」に出演しており、「ブギウギ」で5作目となる。「舞いあがれ!」ではヒロインの祖母が住む五島に留学体験の試みとしてやってきた、星が好きな朝陽役を務めたが、視聴者からは「舞いあがれの朝陽くんなの!?」「全然気づかなかった」「ほんまに朝陽くん? 全然ちがうねんけど、役作りやったらエグい」と驚きの声が上がった。
「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」などのヒット曲で知られる戦後の大スター、笠置シヅ子をモデルにした物語。大阪の小さな銭湯の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる大スター歌手となっていくヒロイン・花田鈴子が、多くの困難を乗り越えながら人々に勇気と希望を与えていく姿を描く。脚本は、映画『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳と、NHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」の櫻井剛が担当する。(清水一)