人間狩りするプーさん…米学校、小学4年生にホラー版「クマのプーさん」を見せてしまう
米マイアミ・スプリングスの学校で授業中、教師が小学4年生の子供たちにホラー映画『プー あくまのくまさん』(原題:Winnie the Pooh: Blood and Honey)を見せたことに保護者が怒りの声を上げている。CBS Miami が報じた。
A・A・ミルンの児童小説「クマのプーさん」をホラー映画化した同作。「クマのプーさん」が昨年パブリックドメインとなったことから実現した衝撃の企画で、大学進学を機にクリストファー・ロビンから捨てられてしまい、血に飢えた獣となったプーとピグレットが人間狩りをするさまを描いている。
鑑賞する映画は子供たちが選んだものだったが、「クマのプーさん」という朗らかなタイトルに反して内容はホラー。それに気付いた子供たちが「映画を止めて! わたしたちはこれを観たくない!」と言っても教師は聞かず、20分~30分映画の上映が続いたのだという。
学校の代表は『プー あくまのくまさん』は4年生の子供たちにはふさわしくない映画だったことを認め、しかるべき処置を取ったとのこと。恐怖を感じた子供たちはすでにカウンセリングを受けている。
ちなみに、『プー あくまのくまさん』はアメリカではレイティング申請されておらず、レイティングなしで公開された。日本では「小学生には助言・指導が必要」なPG12で公開された。(編集部・市川遥)