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【ネタバレ】「相棒22」ラスト15分の大展開に驚きの声 右京が美彌子に「失望しました」

銃撃され負傷していた社美彌子(仲間由紀恵)
銃撃され負傷していた社美彌子(仲間由紀恵) - (C)テレビ朝日・東映

 テレビ朝日系の人気刑事ドラマ「相棒 season22」の第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」が25日に放送された。初回から続く物語の真相が描かれたラスト15分の大展開に、「着地点が見事」「だまされた!」と驚きの声が寄せられたと同時に、特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)の軽妙な掛け合いと信念の強さが注目を浴びた。(以下、ネタバレを含みます)

【画像】美彌子と峯秋が暗躍…弱みを握られた衣笠副総監

 上原阿佐子(栗山千明)が探す行方不明の婚約者・牧村克実(市川知宏)は、鶴見征一という名の公安部の捜査員だった。宗教団体「微笑みの楽園」に潜入捜査をしていたがミイラ取りがミイラになったため、公安が保身のために隠ぺいしていると甲斐峯秋(石坂浩二)は特命係に伝える。内閣情報調査室がそれを掘り起こそうとしたから、社美彌子(仲間由紀恵)は銃撃されたのだ。だが美彌子は、それすらも特命係をあおるために利用し、「ある意味、彼らは怖いものなしの無敵の人ね」とほくそえんだ。

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 右京は一瞬見ただけで鶴見の部屋の住所を暗記しており、薫は「相変わらずすごいっすね、右京さんは。物忘れとかないんでしょうね」と感嘆。「ありませんね。寝て起きたらきれいさっぱり忘れてる君が、逆に羨ましいときがありますね」と右京はいつものようにディスり気味に返すものの、薫は「ああそっか。それはそれで大変ですよね」と普通に返答していた。

(C)テレビ朝日・東映

 また、薫が語った何気ない一言から鶴見の部屋の真相をつかんだ右京が、「君、時々いいこと言いますね」と褒めるも、薫は何が右京レーダーに引っかかったのかがわからず、「いいこと言いました?」ときょとんとした顔になっていた。

 さらに、右京が現・内閣情報調査室の青木年男(浅利陽介)に調査を依頼するも、薫はその意図を図り切れずに振り回される。こうした二人の軽妙すぎるやりとりに、SNSでは「相変わらず~」「これこれw」という喜びの声が上がった。

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(C)テレビ朝日・東映

 教団信者の坪内(伊東孝明)らは、危険な団体だと世間に印象付けたレストラン爆破事件の実行者である平井翔を憎んでいた。実は、鶴見が巧みに平井らを操り、彼らに事件を起こさせ、その真相を探っていた平井の兄・蓮も転落死させたのだ。鶴見は公安部部長の御法川(田中美央)の命で動いており、教団をつぶすことが目的だった。右京は御法川に「人を守らずして国を守れますか。それは権力の暴走というものです」と詰め寄る。「一警察官の君に、組織の何がわかる」という御法川に、右京は「ならば伺いましょう。あなたに、一市民の何がわかるのだというのですか!」と静かな怒りをぶつけた。

 阿佐子は青木をナイフで脅して、鶴見の居場所を特定させていた。「私には彼だけ」とつぶやく阿佐子。一方右京と薫は、爆破されたレストランで店主の末次(俊藤光利)が、妻とともに、犠牲になった客の男性の遺影にも手を合わせているのを確認する。

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 阿佐子はマリーナで鶴見を見つけた。「やっと会えた」と言いながら彼女は鶴見に襲い掛かる。阿佐子の本当の婚約者は爆破で亡くなった客で、末次と共謀して鶴見に復讐しようとしていたのだ。「計画に気づけず、愚かでした」「僕としたことが」と後悔を口にする右京だったが、「もう失うものなんてない」「殺させて!」と暴れる阿佐子に、「出会えてよかった」という婚約者の言葉を思い出させ、「彼との大切な思い出までも、憎しみや絶望で消してしまうおつもりですか」と頬をプルプルさせて一喝。阿佐子は力を抜いた。

(C)テレビ朝日・東映

 美彌子と峯秋の暗躍で御法川は失脚、彼らは峯秋のライバルである警視庁副総監の衣笠(杉本哲太)の弱みを握った。「(そのために)我々を貸し出したのではないですか」と右京は峯秋に冷たく語りかけた。さらに「警察組織を改革するには、わたし自身が中枢に立つ必要がある。内調のトップなんて通過点でしかない」という美彌子にも、「あなたには失望しました」「人の命に次はない」という言葉を突きつける。「真相は闇の中、はもう飽き飽きです」「あなたがおやりにならないのであれば、我々で、やります」と毅然と立ち去る特命係。「痺れたぁ!」「さすが右京さん」と感動が広がっていた。

 阿佐子に拘束され、「とりあえず内調に向いてない」とSNSでもつぶやかれた青木や、彼がやらかしたと薫から聞いて大喜びする土師(松嶋亮太)など、おなじみキャラクターの面白展開も楽しかった第2話。次回の「残念なイケメン」こと自称“特命係第三の男”陣川公平(原田龍二)にも、「待ってたー!」と期待が集まっている。(文・早川あゆみ)

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