「たとえあなたを忘れても」空の一言が切なすぎる…誰も悪くないからこそ哀しい展開が話題
堀田真由&萩原利久共演のABCドラマ「たとえあなたを忘れても」(毎週日曜よる10時~)の第2話が29日に放送され、主人公・美璃(堀田)と、記憶障害のある空(萩原)の哀しい再会に涙の感想が相次ぎ、とりわけ空が放ったある一言が注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。
【画像】堀田真由の涙と萩原利久の寂しそうな笑顔…2話場面写真
第2話は、あっという間に恋に落ちた美璃と空が唐突な別れを迎えてからの展開。失意の美璃は、街中で再び空が働くキッチンカーを発見。空の幼なじみである沙菜(岡田結実)によって彼の過去が明かされ、空が自分のことをすっかり忘れている事実に葛藤するさまが克明に描かれた。
~以下、第2話のネタバレを含みます~
美璃の生活は一層厳しくなり、今では音楽教室の仕事も辞め、携帯ショップで心が折れる日々を繰り返すばかり。おまけに、唯一心の支えだった空は自分のことを覚えていない。にもかかわらず、雨の日に傘をさし向けてくれたりと空は相変わらず優しく、優しくされればされるほど苦しい様子。
「過去も未来もなく今だけがある」という空の事情を知り、「一体どんな気持ちなんだろう」と沙菜に問う美璃だったが、ネット上では「優しくされるとつらいよね」「美璃つらすぎる」など美璃に対する共感のほか、「誰も悪くないからこそ辛い」という意見が多く寄せられていた。
なかでも涙腺を刺激したのが、美璃と自身がかつて出会っていたことを悟った空がつぶやいた一言。美璃が空に連れられて行った廃墟でピアノを弾いていたところ、空が現れ、美璃との関係を問うなかで、美璃は「同じ趣味の友達」と“優しい嘘”をついた。すると空は「ありがとう、友達になってくれて。僕、友達いないから……」と嬉しそうに、だけど寂しそうにつぶやき、「切ない」のリアクションが続々。萩原の関西弁と標準語が入り混じるきめ細やかな演技に注目する声も目立った。
そんな2人の“シャボン玉みたいな幸せ”の行方のほか、何もわかっていない様子のおじいさんを高額のプランで契約させるなど美璃の働く携帯ショップのブラックぶりも物議を醸していた。(編集部・石井百合子)