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「大奥」麗しの瀧山役、古川雄大起用の理由 「いい意味で想像以上にチャーミング」

古川雄大演じる瀧山
古川雄大演じる瀧山

 NHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分ほか)の後半パート「幕末編」で陰間(男娼)から大奥総取締となる瀧山を演じる古川雄大。そのキャスティングの理由を、本シリーズの制作統括を務める藤並英樹チーフプロデューサー(以下CP)が語った(7日放送・第16話は総合テレビでは午後10:25~11:10の放送、BS4Kは午後10時~放送)。

【画像】美しすぎる瀧山も登場!「幕末編」第16話

 男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみの漫画「大奥」を原作にした本シリーズ。幕末編では、女将軍をはじめとした幕府の人々が江戸城無血開城のために奔走する幕末・大政奉還の物語が展開する。古川演じる瀧山は、元は芳町の陰間で、美しい容姿をしている。年季明けは学問に励み、自分のやりたい事が自由に出来る将来を夢見ていたところ、阿部正弘(瀧内公美)と出会い、将軍・家定に仕えるため大奥入り。“最後の大奥総取締”となる重要なキャラクターだ。

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 ミュージカル「テニスの王子様」(不二周助役)や「ロミオ&ジュリエット」(ロミオ役)、「黒執事」(セバスチャン・ミカエリス役)など舞台経験豊富な古川。今年は「Dr.チョコレート」「ハヤブサ消防団」など4本のドラマに出演し、11月9日より主演舞台「LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」が上演開始と多忙だ。「滑舌がよく所作が綺麗な人が好き」だという藤並CPは、古川を起用した理由をこう語る。

 「瀧山は原作でもすごく華があって、人を惹きつける力がある。そういった俳優さんは誰だろうと思った時に、古川さんはミュージカルっていう大きな舞台の中でも大勢の観客を惹きつけて離さない魅力があるなと。もちろん美形であるっていうこともそうなんですけども、彼の求心力というか、何か人を惹きつける陽の部分みたいなものを感じたのでお願いしたいと思いました。陰間としての華やかなビジュアルも楽しんでいただけると思います」

 古川が2007年に芸能活動を開始して16年経つが、本格的な時代劇は初となる。しかし、藤並やチーフ演出の大原拓は古川に「所作にとらわれず演じてほしい」と話したという。

 「初めは所作などで緊張されているようにお見受けしたんですけど、むしろ所作にとらわれず型にはまらず演じていただければという風にお話しました。自然体で演じていただくなかで、瀧山と同化する部分があるはずだと。古川さんには持ち前の品の良さや明るさがあって、それは瀧山に通じているところだと思います。ですから、そういった部分を強調しなくとも自然と出てくると思いますので、そこを大切にしていったらどうか、というようなお話だったと思います」

 実際に古川が演じた瀧山の印象を「いい意味で、思っていたよりチャーミング」と評する藤並CP。「僕が想像していたよりもいろんな表情を出してくださっていて。僕の印象ですとかっこいいよりも可愛いが強く、古川さんが演じる可愛い瀧山を楽しんでいただけたらと思っています」と視聴者に呼び掛けた。(編集部・石井百合子)

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