『マーベルズ』パク・ソジュンの起用、「梨泰院クラス」が決め手だった
映画『マーベルズ』(全国公開中)のメガホンを取ったニア・ダコスタ監督が、同作でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)入りを果たした韓国の人気俳優パク・ソジュンの起用について、韓国のメディア「Cine21」に語った。
『マーベルズ』でパクが演じたのは、歌を言語とする惑星アラドナのカリスマ的存在・ヤン王子。主人公キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)の良き友人で、彼女を憎む謎の敵ダー・ベン(ゾウイ・アシュトン)を倒すために力を貸す。
今や世界的スターとなったパクの代表作といえば、日本でも一大ブームを巻き起こしたNetflix配信ドラマ「梨泰院クラス」である。ダコスタ監督いわく、コロナ禍で「梨泰院クラス」を鑑賞したことが、起用の決め手になったという。
「友人がコロナ禍で『梨泰院クラス』を薦めてきたんです。私は10代の頃から韓国ドラマにハマっていたので、『梨泰院クラス』もイッキ見しました。彼はあの作品で輝いていたんです。それがきっかけで、過去作を確認して名前を覚えました。その後、『マーベルズ』の監督に就任して、誰がヤン王子に相応しいかと考えた時、真っ先に頭に浮かんだのがパク・ソジュンでした」
韓国のマーベル公式YouTubeチャンネルでは、パクのインタビューが収録された特別映像が公開されており、パクは「この映画の一員になることは、とても魅力的なこと。全てが驚きでした」とMCUデビューを回顧。主演のブリーは、「私のキャリアにおいて、最も知名度がある人とコラボレーションすることができました」とパクとの初共演を喜んでいる。(編集部・倉本拓弥)