新垣結衣主演、実写版『違国日記』追加キャスト発表!
ヤマシタトモコによる人気同名コミックを新垣結衣主演で実写化した映画『違国日記』(2024年公開)より、瀬戸康史ら追加キャスト4名が新たに発表された。
本作は、人見知りな30代女性と縁遠い10代の姪という2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出したヒューマンドラマ。人見知りな小説家の主人公・高代槙生(こうだい・まきお)を新垣が演じ、『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』などの瀬田なつきが監督と脚本を務める。
今回新たに発表された追加キャストは、交通事故で両親を亡くし、勢い余って引き取ると啖呵を切った槙生と共同生活することになる姪の田汲朝(たくみ・あさ)役の早瀬憩、槙生の友人・醍醐奈々役の夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役の瀬戸、そして朝の親友・楢えみり役の小宮山莉渚の4名。
中でも、朝を演じる早瀬はオーディションで選ばれた注目の大型新人。メインキャストとしては映画初出演で、新垣とのダブル主演となる。瀬田監督は「まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました」と起用理由についてコメント。早瀬も「分からない事は監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました」と撮影を振り返った。
また、槙生と朝の姿を捉えた映画のファーストカットも公開。遠くを見つめ海辺を歩いている2人の姿・距離感は、原作イメージそのものであり、2人の関係性の行方が気になるカットとなっている。
瀬戸ら4人の追加キャスト、瀬田監督のコメント全文は下記の通り。(高橋理久)
早瀬憩(田汲朝 役)
オーディション合格の知らせを聞いた時は、嬉しさよりも朝を演じられる事への安堵の方が大きかったです。
事務所の方々が喜んでくれているのを見て、その事が嬉しくて。それからは朝をどのように演じたら良いだろうと、朝になる為の準備をしつつ、不安もありましたが、分からない事は監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました。お二人の存在がとても心強かったです。共演者の皆さんにも支えて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと作りあげたあたたかな世界を、1人でも多くの方々に届けることができたら嬉しいです。
夏帆(醍醐奈々 役)
ずっと好きで読んでいた違国日記の実写化にまさか参加できるとは、、とても嬉しいです。
撮影は数日だけでしたが、新垣さんと早瀬さんのあいだに流れる空気感がとても素敵で、いい休日を過ごしているような、穏やかで居心地のいい現場でした。
完成した作品を観るのが楽しみです。
瀬戸康史(笠町信吾 役)
誰かの為に変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活を色々な意味で豊かにしてくれるのだと、改めて感じました。
決して簡単なことではないけれど、そういう気持ちが大切なのだと。
僕が演じる笠町もそういう気持ちで動いている人物の1人で、彼が人と対話する時の心持ちも、そんな気持ちからきているのだと想像しながら演じました。
心に余裕ができ、優しくなれるような物語、是非ご覧ください。
小宮山莉渚(楢えみり 役)
漫画が原作の映画に出演させていただくことは初めてで、
お話を頂いた時はどうえみりを演じるか不安でいっぱいでしたが、
撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、
自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います。
朝とえみりの関係性は、私にとって憧れに近いものでした。
2人で過ごした時間は私の宝物です。
瀬田なつき監督
早瀬さん、夏帆さん、瀬戸さん、小宮山さん、素敵なキャストが集まりました。撮影現場では、原作の言葉にし難い特別な空気感が、槙生を演じる新垣さんを介して、どんどん生まれていきました。
朝役は何百人かオーディションをして、まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました。現場でも、臆することなく、いつも前向きで勇敢に、のびのびと楽しんで演じてくれ、一緒にワクワクしながら映画を作ることができました。早瀬さんにしか演じられない、あの瞬間の等身大の朝の魅力を、スタッフ・キャストみんなで映すことができたと思います。