「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」狂気の冒頭シーン、当初は違う案だった…マギー役が明かす
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の後日譚スピンオフ「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」第1話の冒頭シーンは、もともと違う案が検討されていたという。主人公マギー役のローレン・コーハンが Entertainment Weekly に明かした。(以下、第1話のネタバレを含みます)
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マンハッタンを舞台にした本作は、「ウォーキング・デッド」ファイナル・シーズン後の世界でマギーとニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)の新たな戦いを描くスピンオフ。生存者グループに息子・ハーシェルを人質として取られたマギーは、ニーガンに協力を依頼し、ウォーカーの大群がうごめくマンハッタンに潜入する。
冒頭では、向かい岸からマンハッタンの様子を確認するマギーが、ウォーカーに襲われるシーンが描かれた。マギーは、息子を奪われた怒りをウォーカーにぶつけるかのように、ウォーカーの顔面を跡形もなく潰し、返り血を浴びながら絶叫。本作におけるマギーの精神状態を表現する、狂気のオープニングで幕を開けた。
ローレンによると、第1話の冒頭はもともと、オープニングタイトル後に登場するバーでのシーンが挿入されるはずだったのだという。作品のトーンを決定づける上で、怒り狂ったマギーがウォーカーを殴り倒すシーンが適していたと語る。
「あのシーンを採用したのは、番組から少し離れていた人、全くシリーズを観たことがなかった人に向けたというのはもちろん、作品のトーン的に正しいと思ったから。このミッションの目的を一時的に振り返る必要がありました。ある種、奇妙なカタルシスといえるでしょう」
ローレンはまた、冒頭の出来事が果たしてマギーの現実なのか、解釈によっては考察できるという。「私はあのシーンがマギーの夢のようにも思えました。もう一回観た後でも『これは実際に起きていない世界なのでは?』と感じます」と語っている。(編集部・倉本拓弥)
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