生田絵梨花の歌声『アナ雪』監督も絶賛 ディズニー新作『ウィッシュ』劇中歌を生披露
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年記念作品『ウィッシュ』で主人公・アーシャの日本語吹き替え声優を担当する生田絵梨花が6日、東京都新宿区霞ヶ丘町の聖徳記念絵画館で行われた来日スペシャルイベントに出席、日本を訪れた本作の監督およびプロデューサー陣の前で、日本語版劇中歌を生披露した。この日は、クリス・バック監督、ファウン・ヴィーラスンソーン監督、プロデューサーのピーター・デル・ヴェッチョ、フアン・パブロ・レイジェスも出席した。
本作は、自分にとって最も大切な願いを王様にささげることで、どんな願いもかなうとされるロサス王国を舞台に、王国の秘密を知った17歳の少女アーシャが悪に立ち向かう姿が描かれるファンタジー。聖徳記念絵画館は1926年に建設され、ディズニー同様、100年近くの歴史を持つということ、建物がロサス王国の城をほうふつとさせることから、この日のイベント会場となった。
フレンズ・オブ・ディズニー・オーケストラによる生演奏と、星を表現した光の演出で生まれた幻想的な空間に、監督とプロデューサー陣も笑顔。『アナと雪の女王 』なども手掛けたバック監督は「日本は2019年に『アナと雪の女王2』のプロモーションで来日して以来になります。日本の皆さんは『アナと雪の女王』シリーズを本当に愛してくださったので、『ウィッシュ』も同じように愛してくださったら」と観客に呼びかける。
そんな監督陣、プロデューサー陣を出迎えた生田は、アーシャをイメージしたというドレスを身にまとい「今日は監督、プロデューサーの皆さまと並んでお話をさせていただけることになって、すごく緊張しているのですが、特別な空間の、特別なひとときだと思うので、一緒に楽しい時間をすごせたら」とあいさつ。来日したゲスト陣へのプレゼントとして、本作の劇中歌「ウィッシュ~この願い~」を生披露した。
星がきらめくような幻想的な空間に生田の歌声が響き渡ると、会場は一気に映画の世界へ。その歌声を聞いたバック監督も日本語で「ウツクシイ!」と大絶賛するなど、生田の歌声が来日ゲストたちを魅了した。
ヴィーラスンソーン監督も「見事にアーシャを表現してくれたと思います。彼女の誠実さ、彼女の決意の強さ、そしてそれがいかに喜びに変わるのか、すべてを見せていただきました」と語ると、日本語で「スゴイ!」と称賛のコメント。生田も英語で「そうおっしゃっていただいてうれしいです」と笑顔で返していた。
また生田が、来日ゲスト陣に「ディズニー100周年記念作品ということで、たくさんのオマージュが盛り込まれていましたが、とっておきのポイントを教えていただけますでしょうか?」と質問を投げかけるひと幕も。ファウン監督は「これはネタバレになるので、詳しい内容はお伝えできないんですが、エンドロールの後に、なぜこの物語がわたしたちにとって大切なのかということを象徴しているシーンがあるので、ぜひ最後まで残ってご覧になってください」と呼びかけると、生田も英語で「わたしもあのシーンが大好きです」と明かしていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ウィッシュ』は12月15日より全国公開