『インサイド・ヘッド2』2024年夏に日本公開!ヨロコビ役など吹き替え声優発表
第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した映画『インサイド・ヘッド』の続編で、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が、2024年夏に日本公開されることになった。併せて日本版声優が発表され、故・竹内結子さんが務めたヨロコビ役は、「スイートプリキュア♪」のキュアメロディ役や「劇場版 美少女戦士セーラームーン」の木野まこと役などで知られる声優・小清水亜美が新たに担当。カナシミ役の大竹しのぶ、ムカムカ役の小松由佳、ビビリ役の落合弘治、イカリ役の浦山迅は続投する。
『インサイド・ヘッド』(2015)は、突然の引っ越しで不安定になった11歳の少女ライリーの頭の中で起こる、喜び、悲しみ、怒り、嫌悪、恐れという五つの感情を表すキャラクターの混乱やぶつかり合いを描いた感動作。現在はピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとなったピート・ドクター監督が娘の成長を見守る中で見つけた心の変化に着想を得て制作された作品で、ドクターは今回の続編について「前作が公開された時、頭の中の感情たちを描くストーリーは、一つの映画には収まりきらないほどたくさんあると思っていました」と作られるべくして作られたものだと語っている。
『インサイド・ヘッド2』が描くのは、成長して思春期を迎えたライリーの頭の中だ。ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリはライリーが幸せに暮らせるように奮闘する毎日を送っていたが、ある日突然、大きな“謎の警報”が頭の中に鳴り響き、感情たちが暮らす司令部が壊されてしまう。そこに現れたのは、新たな感情シンパイだった……。ティザーポスターにはシンパイに加え、思春期に現れた新たな感情たちが顔をのぞかせたものになっている。続編の監督は、『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨いてきたケルシー・マンが務めている。
また、日本語吹き替え版で再びカナシミを演じることになった大竹は「またカナシミちゃんに出会えた喜びが大きいです。前作から8年、今回の収録のために観直して改めて『いい映画だな、キャラクター、世界観、全てが可愛いな』って思いました」とコメント。「今、人の感情が薄れていってるのか、ヨロコビもカナシミも他の感情たちも、出しにくい世の中になっていると感じるので、特に日本では、感情を出すということはやはり大事だと、改めて教えてくれる映画です。また今度の作品は、新しい感情のキャラクターも増えるということで、さらに子供も大人も楽しめる作品に、作り上げられたらいいなと思います」と意気込んでいる。(編集部・市川遥)