あの花・ここさけ・空青チーム再結集 長編アニメ 『ふれる。』2024年秋公開決定!
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」をはじめ、秩父を舞台とした青春三部作を手がけた監督の長井龍雪、脚本の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀による、新作オリジナル長編アニメーション『ふれる。』が2024年秋に全国公開されることが発表され、特報映像とティザービジュアルが公開された。
“超平和バスターズ”としても知られる長井、岡田、田中といえば、2011年からテレビアニメとして放映され、2013年に公開された『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が大ヒット。2015年には再度3人が集結したオリジナル作品『心が叫びたがってるんだ。』が大人も泣けるアニメとして話題を呼び、2019年には『空の青さを知る人よ』が公開された。
そして2024年、3人の才能が、新作『ふれる。』で再び融合。映画の舞台は東京となり、長井監督は「言葉で上手くコミュニケーションできない少年が不思議な力を持つ生き物と出会い、それにより繋がった三人のお話です。アニメーションで不思議な出来事が起こるのは幼少期や少年期が多いように思いますが、本作は不思議な生き物と共存し、そのまま大人になった青年達の物語。通常だったら主人公になりえない人物にフォーカスしています」と明かしている。
三人と一匹の物語を通じて、コミュニケーションが複雑化する現代において、人と人との本当のつながりを伝える本作。監督の言葉の通り、ビジュアルにはバケツを運ぶ三人の青年が描かれており、その中には、特報映像にも映し出されている、ハリネズミのような不思議な生き物の姿が描かれている。長井監督のコメント全文は以下の通り、(編集部・入倉功一)
長井龍雪監督コメント
「あの花」「ここさけ」「空青」秩父を舞台にした三部作が完結し、4年の月日が経ちました。
脚本の岡田さん、キャラクターデザインの田中さんと共にまた新たに物語を作りたいという思いが叶い、今日に至ります。
今回の舞台は東京。
言葉で上手くコミュニケーションできない少年が不思議な力を持つ生き物と出会い、それにより繋がった三人のお話です。
アニメーションで不思議な出来事が起こるのは幼少期や少年期が多いように思いますが、本作は不思議な生き物と共存し、そのまま大人になった青年達の物語。
通常だったら主人公になりえない人物にフォーカスしています。
幼い頃と大人になってからの関係性の変化は誰しもが経験するもの。
長く一緒にいるとつい相手を分かった気になり発言してしまったりもしますが、ちゃんと相手に直接気持ちを伝えてみよう、そんな風に感じてもらえる作品になっていたらと思います。
鋭意製作中ですが、皆様にお届けできる日を楽しみにしています。
長井龍雪