ウルヴァリン役に大塚明夫、キティ・プライド役に平野綾が決定「Marvel’s・ウェイストランダーズ」声優が集合
Amazonオーディブル(Audible)のオリジナルポッドキャストシリーズ「Marvel’s・ウェイストランダーズ」の未配信コンテンツ「Marvel’s・ウェイストランダーズ:ウルヴァリン」のウルヴァリン役に声優の大塚明夫が、キティ・プライド役に平野綾が選ばれたことが9日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2023」内スペシャルトークライブで明らかになった。
6シーズンで構成される「Marvel’s・ウェイストランダーズ」の舞台は、スーパーヴィランが勝利した、マーベル・ユニバースにおける別の未来世界。ヴィランたちがヒーローたちを打ち破り、世界を掌握してから30年後を舞台に、ヒーローたちが悪と戦うさまが描かれる。この日のステージには、大塚、平野に加え、古田新太(スターロード役)、斉藤由貴(ブラック・ウィドウ役)、多田野曜平(ロケット・ラクーン役)、下野紘(ジョーダン・テンプル役)ら声優陣が登壇した。
本作で大塚が演じるウルヴァリンは、ヴィランに支配された世の中で、ひとり生き残った罪悪感と、仲間たちを守れなかった自己嫌悪から自分を見失い、さまようことになる。大塚が「ローガン(ウルヴァリン)の役はいろんな人がやってきたので、人の領分だと思っていたのに、なぜ自分なんだろうとドキドキしていたけど、わかりました。老眼(ローガン)だから!」と軽妙に切り出すと会場からは拍手が。
一方、「マーベル作品に関わらせていただくのは初めてなのでうれしかった」と語る平野は、収録を振り返り「ちょうどこの頃は一人ずつ、分散で録っていたんですけど、(自分の)収録の後が明夫さんだったので、久しぶりにお会いして、ああ! という感じでした」と笑顔を見せると、大塚も「そうなんですよね。(平野)綾ちゃんに会えると思わなかった。楽しい気持ちで収録に臨んだんですけど、よく考えたら(ウルヴァリン役としては)楽しくない方が良かったのかな」と軽妙に返してみせて、会場を沸かせた。
また平野は、Audibleの魅力について「視覚がない分、音で聴いて集中できる。本を読んでいる時に近い、より想像力をかきたてられる部分が魅力なのかなと思いました」と分析。斉藤も「耳に集中して、想像力を鍛えるのは、すごく大事なことだと思います」と続けた。
そしてこの日は、2024年3月に配信される予定の本編から、ウルヴァリン(大塚)とキティ(平野)の登場シーンから抜粋したセリフを生披露。平野は「実際に明夫さんと隣同士でお芝居をするのは実は今日がはじめてなんです。でも今日披露したシーンの後に、衝撃のシーンがあるのでお楽しみに」と観客の期待をあおった。(取材・文:壬生智裕)
「Marvel’s・ウェイストランダーズ:ウルヴァリン 日本語版」は2024年3月にAudible にて配信予定