『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』興収4億超えで初登場1位
映画週末興行成績
週末映画動員ランキング(12月8日~12月10日)が興行通信社より発表され、『チャーリーとチョコレート工場』の主人公ウィリー・ウォンカの若き日の物語を、ティモシー・シャラメ主演で描く『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が初登場1位に輝いた。初日3日間の成績は観客動員26万6,800人、興行収入4億1,700万円。そのほか新作では福原遥と水上恒司主演のラブストーリー『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が2位、黒柳徹子の自伝的小説をアニメ化した『窓ぎわのトットちゃん』が6位にランクインした。
2位の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、累計発行部数85万部を突破した汐見夏衛の小説が原作。1945年の戦時下の日本にタイムスリップした女子高生の百合(福原)が、特攻隊員の彰(水上)に惹かれていく。初日から3日間で動員24万6,500人、興収3億2,200万円をあげた。
3位には、前週と同じく『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が続き、週末3日間の成績は動員16万6,300人、興収2億4,900万円。3週連続で前週比アップを続け、累計成績は動員81万人、興収11億5,000万円を突破した。2週連続1位だった『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』は4位にランクダウンも、週末3日間で動員13万3,100人、興収1億8,900万円を記録。累計成績は動員107万人、興収14億7,700万円を超えている。5位は、公開6週目を迎えた『ゴジラ-1.0』。累計成績は動員270万人、興収41億5,400万円を突破した。
6位に初登場した『窓ぎわのトットちゃん』は、落ち着きがないことを理由に小学校を退学となり、ユニークな教育方針のトモエ学園に転校したトットちゃんの新生活を描くストーリー。トットちゃんの声を大野りりあな、トモエ学園の校長・小林先生を役所広司が担当するほか、ボイスキャストに小栗旬、杏、滝沢カレンらが名を連ねる。
今週はウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年記念作品で、願いの力をテーマにしたミュージカルアニメ『ウィッシュ』、『メアリと魔女の花』などのスタジオポノックが制作を手掛け、A・F・ハロルドの小説を原作にした『屋根裏のラジャー』、少年と子犬たちによるチーム「パウ・パトロール」の活躍を描くシリーズの劇場版『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』、アキ・カウリスマキ監督によるラブストーリー『枯れ葉』、『青いパパイヤの香り』などのトラン・アン・ユン監督がジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメルと組んだ『ポトフ 美食家と料理人』、38年ぶりの日本シリーズ制覇を果たしたプロ野球チーム「阪神タイガース」の1年を追ったドキュメンタリー『阪神タイガースTHE MOVIE 2023 -栄光のARE-』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2023年12月8日~12月10日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(初)『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』:1週目
2(初)『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』:1週目
3(3)『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』:4週目
4(1)『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』:3週目
5(2)『ゴジラ-1.0』:6週目
6(初)『窓ぎわのトットちゃん』:1週目
7(5)『首』:3週目
8(4)『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』:2週目
9(6)『ナポレオン』:2週目
10(7)『怪物の木こり』:2週目