亀梨和也、三池監督と再タッグ希望「契約も変わると思うので」1シーン出演にも意欲
亀梨和也が13日、都内で行われた映画『怪物の木こり』の公開後舞台あいさつに登壇し、映画俳優としての意欲を語った。この日は、菜々緒、三池崇史監督も来場した。
本作は「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した倉井眉介による同名小説の映画化。連続猟奇殺人鬼に命を狙われたサイコパスな弁護士・二宮彰(亀梨)は、自ら犯人を突き止めようとするが、警視庁のプロファイラー・戸城嵐子(菜々緒)らさまざまな者たちの思惑が絡み合い、捜査は混迷。追う者と追われる者が入り乱れる、先読み不能なストーリーが展開される。
両親が本作を鑑賞したという亀梨は、母親から「なんて言っていいのかわからないけど、すごくよかった。もう1回行ってくる」と言われ、「ありがとう。楽しんで」と返したことを明かしつつ、「普段は業務的な連絡が多いんですけど、久しぶりに血の通った会話ができました。1回目は自腹だったので、2回目は招待してあげようと思います」とうれしそうに報告。
また、三池監督との再タッグがあったら? という質問が飛ぶと「時代もの」をリクエストするが、三池監督は「是枝(裕和)監督が撮るような映画を。カンヌ(国際映画祭)で賞がほしい。カンヌに行って、レッドカーペットを歩いて……。目指せ、是枝監督!」と宣言。亀梨は「カンヌには是非連れて行ってほしい」とノリ気だが、「1シーンとかだけで(作品に)呼ばれると、カンヌには行けないかも……」と心配。三池監督から「1シーンで来ないでしょ」とツッコまれるも「僕、全然OKです。きっと契約もいろいろ変わると思うので、僕が判断できることも増えるかもしれない」と所属事務所の改革に触れながら意気込んだ。
2023年を振り返った亀梨は「怪物級に様々な顔を持ちました。映像作品だけでも4つ撮影しましたし、KAT-TUNのライブ活動、InstagramやYouTubeをはじめたり、『Inside 23』というプロジェクトも立ち上げました。いい覚悟を持って、いろんなことをはじめられた年」としみじみと語る。
さらに、スペインのシッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭に本作が出品されたことで、国際映画祭も体験した亀梨は、「もっと経験したい景色が、欲としてシンプルに湧き出ました」と気持ちに変化があったことを打ち明け、「映画界という場所でもっと時間を過ごして、活躍できる人になりたい」と力を込める。そして、「様々な状況を抱えている中での公開となりましたが、これから先に向かうにあたって大きく決心できるような、希望を持てるような作品になりました」と本作に携わった喜びを噛みしめていた。(錦怜那)