「光る君へ」本郷奏多の花山天皇!3人の天皇のビジュアル一挙公開
吉高由里子が紫式部役で主演を務める2024年の大河ドラマ第63作「光る君へ」(1月7日放送スタート、NHK総合・日曜午後8時~ほか)から、坂東巳之助、本郷奏多、塩野瑛久演じる3人の天皇の扮装ビジュアルが15日、公式Xで公開された。
本作は、平安中期の貴族社会を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる恋愛長編「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ/吉高)の人生を追うストーリー。タイトルの「光る君へ」は、まひろ(紫式部)の「源氏物語」、その主人公・光源氏のモデルとして有力とされる藤原道長へのつきることのない想いを表す。まひろとソウルメイトのような深い絆を育む道長を演じるのは、2020年放送のドラマ「知らなくていいコト」でも吉高の相手役を務めた柄本佑。脚本を同作や大河ドラマ「功名が辻」(2006)、ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静が、語りを伊東敏恵アナウンサーが担当する。
歌舞伎俳優の坂東巳之助が演じるのは、64代・円融天皇(えんゆうてんのう)。道長の姉・詮子(吉田羊)が入内し、懐仁親王(やすひとしんのう/のちの一条天皇)をもうける。道長の父・兼家(段田安則)は、孫の懐仁親王を一日も早く天皇とし、外祖父として権力を握ろうとする。坂東にとって大河ドラマの出演は初となる。
Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」の飛影役も話題の本郷奏多が演じるのは、65代・花山天皇(かざんてんのう)。東宮(皇太子)のころから、まひろの父・藤原為時(岸谷五朗)に漢籍の指南を受ける。即位後、藤原兼家の孫である懐仁親王が東宮となったため、早々の譲位を画策され、大事件が起きる。大河ドラマへの出演は2020年「麒麟がくる」(近衛前久役)以来。
傲慢な政治家にふんしたドラマ「ブラックファミリア~新堂家の復讐~」が先ごろ終了した塩野瑛久(劇団EXILE)が演じるのは、66代・一条天皇(いちじょうてんのう)。道長の甥で、幼くして即位。入内した道隆(井浦新)の長女・定子(高畑充希)を寵愛するが、のちに道長の長女・彰子(見上愛)も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれる。坂東と同じく、塩野も大河ドラマ初出演。(編集部・石井百合子)