綾瀬はるか「義母と娘のブルース」ラストに「宝物のような作品になりました」
女優の綾瀬はるかが20日、都内で行われたスペシャルドラマ「義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル」制作発表会見に水色のさわやかな着物姿で出席。「これが最後と知らずに台本を読んでいたんです」と綾瀬らしい発言で会場を笑わせつつも「自分にとって宝物のような作品になりました」と感無量な表情で語っていた。会見には竹野内豊、佐藤健、上白石萌歌、井之脇海も参加した。
本作は、桜沢鈴の漫画を2018年7月期に連続ドラマとして実写化し、その後も2020年、2022年に2度の正月スペシャルとして放送された「義母と娘のブルース」の完結編。主人公のキャリアウーマン・亜希子(綾瀬)が、8歳の娘を持つ良一(竹野内)に突然プロポーズされ結婚。畑違いの家事やママ友の世界に足を踏み入れ、娘の母親になるべく奔走する姿を描いた15年の物語のファイナルを描く。
お正月放送らしく、和装で登場したメンバーたち。綾瀬は「足掛け5年半、自分にとって宝物のような作品でした」としみじみ語ると「ぎぼむすらしく、温かくて笑って泣ける作品になっていると思います」とアピール。
綾瀬は「あと1~2回ぐらいスペシャルがあると思っていたので、最後だと知らなくて台本を読んでいました」と天然発言し周囲をざわつかせるが「最後まで読んで『ファイナル』と入っていて『えっ、終わるの?』と思って、とても寂しかった。クランクアップでこんなにも全員が泣くんだというぐらい泣いてしまって。とても思い入れがある作品です」としんみり。
また綾瀬は娘のみゆき役の上白石に対して「萌歌ちゃんは最初に出会ったときは、まだ少女だったのに、出会うたびにどんどん大人の女性になられて。会わないときに、いろいろな現場でたくさん成長されたんだなと、亜希子さんの気持ちが共感できました」と目を細める。
それぞれが成長を見せるなか、上白石は綾瀬の変わらなさぶりに安心感を覚えたというと、夫役の竹野内も「亜希子さんのブレなさはすごい。驚きの連続でした」と綾瀬の役への向き合い方を称賛していた。
いよいよファイナルを迎える本シリーズ。綾瀬は「すべてが詰まったファイナルとなっています。亜希子さんのみゆきへの大きな愛と、それを見守る人たちの人情を観ながら、新年ほっこりと温かい気持ちになってほしいです」とメッセージを送った。(磯部正和)