最高に面白い!パルムドール受賞作『落下の解剖学』2月日本公開
第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞したフランス映画『Anatomy of a Fall』の邦題が『落下の解剖学』に決まり、2024年2月23日より日本公開されることが明らかになった。先日発表された第81回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ)、女優賞(ドラマ)、脚本賞、外国語映画賞の4部門ノミネートを果たし、本国フランスでも瞬く間に動員100万人超えのヒットを記録した話題作だ。
『ヴィクトリア』のジュスティーヌ・トリエ監督がメガホンを取った本作は、夫が不審な転落死を遂げたことで起訴されたベストセラー作家(『ありがとう、トニ・エルドマン』のザンドラ・ヒュラー)の姿を描いた法廷サスペンス。現場に居合わせたのは、視覚障害のある11歳の息子ダニエルだけ。証人となったダニエルの目前で、両親の関係を“解剖”するような裁判が始まる……。
スリリングな法廷ものという面白さにとどまらず、夫婦の社会・家庭での役割・犠牲などリアルな人間関係に切り込んだ奥深さが、今年のカンヌのコンペ部門でも傑出していた本作。主演のザンドラの目の覚めるような名演もすさまじく、『落下の解剖学』の名前は今後の映画賞レースでも何度も聞かれることになるだろう。(編集部・市川遥)