『ワイルド・スピード』ヴィン・ディーゼル、性的暴行容疑で訴えられる
映画『ワイルド・スピード』シリーズ主演のヴィン・ディーゼル(56)が、2010年に元アシスタントの女性アスタ・ジョナサンさんへ性的暴行を加えた疑いで、ロサンゼルス高等裁判所に訴えられた。
【画像】性被害が起きた時期に撮影されていた『ワイルド・スピード MEGA MAX』
提出された書類によると、ディーゼルはシリーズ第5作『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)を撮影していた頃、米・アトランタ州のホテルでジョナサンさんの手首をつかみ、ベッドに押し倒したとのこと。ジョナサンさんは抵抗してバスルームへ逃げ込もうとしたが、ディーゼルは彼女の首を絞め、彼女の手を使って自慰行為を行ったという。「ジョナサンさんは逃げることができず、目を閉じていた。拒絶することで、ディーゼルをさらに怒らせてしまうことが怖かった」とジョナサンさんは主張している。
その数時間後、ジョナサンさんはディーゼルのアシスタントから即解雇されたという。訴状には「彼女が解雇されたのは、ディーゼルにとって用済みだったから。彼は自分の性的欲求を満たすために彼女を利用して、彼女はそれを拒んだ」と記されている。
ジョナサンさんは性的暴行のほか、性差別や不当解雇などでも訴えている。ディーゼルの弁護士は現地時間21日夕方に声明を発表し、「ヴィン・ディーゼルは全ての疑惑について、キッパリと否定しています」と一連の疑惑を否定。原告に異議を唱える明確な証拠があることを明かしている。(編集部・倉本拓弥)