ゲイリー・オールドマン、『ハリー・ポッター』での自身の演技は「凡庸」

　映画『ハリー・ポッター』シリーズで人気キャラクター、シリウス・ブラック役を務めたゲイリー・オールドマン（65）だが、同作での自身の演技は「凡庸」だと考えているのだという。

【画像】かっこいい…ゲイリー・オールドマンが演じたシリウス・ブラック

　ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」に出演し、「同作での僕の演技は凡庸だと思う」と振り返ったゲイリー。セブルス・スネイプ役の故アラン・リックマンさんを引き合いに出し、「多分、僕がアランのように原作シリーズを読んでいたら、先回りして何が待ち受けているか知っていたら、正直言って、もっと違ったふうに演じたと思う」と打ち明けた。ちなみに、アランさんはシリーズの鍵を握るスネイプ役ゆえ、映画第1弾の時点で原作者J・K・ローリングから出版前の“スネイプの秘密”を教えられていた。

　なお、ゲイリーは『ハリー・ポッター』シリーズにかぎらず、自身の演技にはケチを付けずにはいられない性分だという。「それはとても主観的なものなんだ。他の人が見ない部分を見てしまうわけで……。だから『あの映画のあなたが大好きです』と言ってくれる人たちを軽んじているわけではない。『あの映画での僕はひどかった。一体何を言っているんだ？』とは思わない。ただ単に、見ている部分が違うというだけだから」と説明していた。（編集部・市川遥）