『ザ・クリエイター/創造者』明日からDisney+見放題配信 ハリウッド版『ゴジラ』監督x渡辺謙の再タッグ作
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『GODZILLA ゴジラ』などで知られるギャレス・エドワーズ監督がメガホンを取った映画『ザ・クリエイター/創造者』(2023)が、明日10日からディズニープラス(Disney+)の「スター」で見放題独占配信される。
本作は、人類とAIの戦いが勃発した近未来“ニューアジア”が舞台のSFアクション。人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の暗殺任務を命じられた主人公・ジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が、超進化型AIの少女・アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)と出会い、やがて人間とAIの間に深い絆が芽生えていく。
メインキャストには、『GODZILLA ゴジラ』でエドワーズ監督とタッグを組んだ渡辺謙が名を連ねており、少女アルフィーと同じAIシミュラント(模造人間)のハルンを演じた。配信が迫る中、渡辺は自身が演じたハルンそっくりのスタチュー(通称:謙ドロイド)と初対面。謙ドロイドは昨年、全米俳優組合のストライキでプロモーションに参加できなかった渡辺に代わり、来日した監督らとイベント登壇や全国行脚を行った。渡辺は「普通は顔のマスクをとって、そこから形を作りますが、“謙ドロイド”は本当に単純にCGで、3Dモデリングの型から作り上げられました。何回か作り直しをしてもらいましたが、かなり完成度が高いと思います」と謙ドロイドを絶賛している。
また、本作について「SFアクション映画と思われがちなんですけれども、すごく多くのメタファーを含んだ作品だと思います。そこには、近未来のAIの問題はもちろん、人間社会が持っていた歴史的なメタファーや、アジア対西洋みたいなことも含まれている。各世代の考え方によって、この映画の捉え方が深く関わっていくんじゃないかなと思います」と語った渡辺。「とにかくリアルなんですよ。タイでも撮影をしたのですが、風景やそこにある空気感など、実際に僕たちが体感したものがそのまま画に出ていると思います。そこに非常に大きなVFXの力が加わって、近未来の世界観の映像美が仕上がっているので、そのあたりを堪能いただければ」とアピールした。(編集部・倉本拓弥)