生田斗真&ヤン・イクチュンW主演 福本伸行×かわぐちかいじ「告白」実写映画化決定
「カイジ」の福本伸行原作、「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじ作画によるサスペンスコミック「告白~コンフェッション~」が、生田斗真とヤン・イクチュンのダブル主演で実写映画化され、2024年5月に公開されることが決定、緊迫の密室を映し出す特報映像が公開された。
ヤングマガジンアッパーズで連載された原作コミックは、ある告白をきっかけに、極限状態に置かれた二人の男を描いたサスペンス。登山中、猛吹雪によって遭難してしまった大学山岳部OBの浅井と石倉。事故によって死を覚悟した石倉は、長年背負ってきた十字架を降ろすため、過去に犯した殺人を浅井に告白する。しかしその直後、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めることに。親友の告白を聞いてしまった男と、言ってしまった男。山小屋を舞台に、彼らのこの上なく気まずい一夜を描き出す。
実写版で告白を“聞いてしまった男”、浅井啓介を演じるのは、『土竜の唄』シリーズや『渇水』など、幅広いジャンルで活躍する生田。一見するとエリートの好青年風だが、どこか掴みどころのない役で新境地に挑む。
そして、自らの罪を“言ってしまった男”、リュウ・ジヨンを演じるのは、製作・脚本・編集・主演を兼任した韓国映画『息もできない』で世界的な評価を獲得し、『あゝ、荒野』では菅田将暉と主演を務めたヤン・イクチュン。原作では日本人の石倉というキャラクターだった設定が、韓国から来た留学生のジヨンへと変更され、生田との共演が実現した。
監督は『リンダ リンダ リンダ』(2005)、『苦役列車』(2012)などを手がけ、最新作『カラオケ行こ!』(2024)の公開も控える山下敦弘。「2018年に企画を立ち上げましたが、難航するシナリオ作業、さらにコロナ禍での2度の撮影延期という憂き目を経て、ようやく映画化することが出来ました」という山下監督は、本作について「途中、何度も心が折れそうになりましたが、どうにか形にしたいという監督としての意地と、プロデューサーたちの粘りの結晶」と語り「絶対に劇場で観てください」と呼び掛けている。
ダブル主演を務める生田斗真、ヤン・イクチュンのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
映画『告白 コンフェッション』は2024年5月全国公開
生田斗真(浅井啓介役)
【ご出演オファーを受けられてのご感想】
ここまで閉鎖的な空間で、出演者はほぼ二人と言っていいくらいのミニマムな世界観の中で、展開すること。
そして何よりもヤン・イクチュンさんとお芝居ができるのが楽しみでした。
【演じられた役柄について】
この映画は冒頭、ある男とある男が遭難して山小屋に逃げ込んで、そこからお互いの関係性や、二人に何が起きたのかなどが明らかになっていきます。
前情報としてお伝えできることが多くはないですが、ヤン・イクチュンさんの怖い顔と、それに怯える私が演じる浅井というのが、ハラハラドキドキして楽しんでもらえる大きな要素の一つになっていると思います。
【劇場公開を待つお客様へのメッセージ】
本当にドキドキする、最高にスリリングな作品になっていると予想されます。
この映画は、始まりと終わりでガラリと世界観が変わるような作品だと思いますので、是非、公開を楽しみにしてほしいと思っています。
ヤン・イクチュン(リュウ・ジヨン役)
【ご出演オファーを受けられてのご感想】
初めてオファーを受けたのが、4年前でした。ですので、とにかく頑張ろうという気持ちでした。
4年の歳月を経て、シナリオも変わっていきました。
完成したこの映画が、4年間の努力の結晶として素晴らしい出来栄えになれば良いと思っています。
【演じられた役柄について】
人間は誰でもミスや失敗をするもので、大きな失敗をした時に、一人の人間として、その状況でどのように自分の感情を隠し、その感情から抜け出すか、もがくものです。私はジヨンが浅井のようで、浅井がジヨンのようだと感じます。
人間は時に弱くて怖がりです。その醜い感情をどのように表現するかを悩みました。
【劇場公開を待つお客様へのメッセージ】
最近は家で映画やドラマをよく見ますよね。もちろん、そういった作品もとても面白くて素晴らしいのですが、劇場で観る映画的な快感は失われているように思います。この作品が、劇場ならではの快感を味わえる映画になって欲しいなと思います。
観客の皆さんに、そんな気分を味わって頂けると嬉しいです。