津田健次郎、実写『ゴールデンカムイ』でナレーション！テレビ版声優に続く参加に「とても迷いました」
声優、俳優の津田健次郎が、野田サトルの人気漫画を山崎賢人（※崎は「たつさき」が正式）主演で実写化する映画『ゴールデンカムイ』（1月19日公開）でナレーションを務めていることが18日、明らかになった。津田は、テレビアニメ「ゴールデンカムイ」で大日本帝国陸軍第七師団上等兵の凄腕スナイパー・尾形百之助の声を担当しており、実写版への参加について「ナレーションのお話を頂いた時、正直参加をとても迷いました。アニメ版で尾形百之助をやらせて頂いている自分がナレーションをやる事により実写版の世界観の邪魔をしてしまうのではないか？ 混乱させてしまうのでは？ 色んな事を考えました」と経緯を振り返っている。
累計発行部数2700万部（2024年1月時点）を突破する同名漫画に基づく本作。明治末期の北海道を舞台に、“不死身の杉元”の異名をとる元陸軍兵・杉元佐一（山崎）とアイヌの少女・アシリパ（山田杏奈※リは小文字）が、莫大なアイヌの埋蔵金を巡り軍人や脱獄囚らとバトルを繰り広げる。共演に眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしらが名を連ね、北海道、山形、長野、新潟など大自然が残る日本各地でロケ撮影が行われた。
津田は、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の海馬瀬人役や、「呪術廻戦」の七海健人役など唯一無二の低音ボイスでアニメーションや洋画吹き替え、ナレーションなどで活躍。俳優としてはドラマ「最愛」（2021・TBS系）の刑事役や今年放送されたNHKドラマ「大奥 Season2」の井伊直弼役も話題に。昨年10月に発売された写真集「ささやき」が重版決定するなど勢いはとどまらず、先ごろ『映画 マイホームヒーロー』（3月8日公開）でラスボスを演じることが発表された。
そんな津田が、2018年4月から放送を開始し、第4期まで完結しているテレビアニメに続いて、実写映画にナレーションとして参加。津田は「実写版映画「ゴールデンカムイ」のナレーションのお話を頂いた時、正直参加をとても迷いました。アニメ版で尾形百之助をやらせて頂いている自分がナレーションをやる事により実写版の世界観の邪魔をしてしまうのではないか？ 混乱させてしまうのでは？ 色んな事を考えました」と当初は迷いがあったことも明かしつつ、「しかし同時に、「ゴールデンカムイ」という作品は、そんな細かい事など吹っ飛ばすパワーとスケール感を持っているではないかとも思いました。そう、この作品は、シリアスもコメディもごちゃ混ぜに、善も悪も入り乱れ、強烈なエネルギーで疾走する作品だ。だから大丈夫。何もかも飲み込んで強烈な光を放つ筈だ。そして何より、私は「ゴールデンカムイ」が大好きなのだ。今回ナレーション参加させて頂けた事をとても光栄に思います。細かい事は考えず、是非劇場に足を運んで下さい。きっと楽しんで頂けると思います」と参加を決めた理由を語っている。（編集部・石井百合子）