「婚活1000本ノック」福田麻貴&八木勇征の名コンビ爆誕!「コンフィデンスマンJP」監督の演出も好評
福田麻貴(3時のヒロイン)&八木勇征(FANTASTICS)共演のフジテレビ系ドラマ「婚活1000本ノック」(毎週水曜22時~※初回15分拡大)の初回が17日に放送され、福田演じる主人公のシビアな婚活模様や、八木演じる幽霊の愛すべきキャラクター、テンポのいい演出などでSNSでは「面白い!」と夢中になる声であふれ、タイトルがXのトレンド上位に入った(※一部ネタバレあり。
本作は南綾子の同名小説に基づき、33歳の売れない小説家・綾子(福田)が、かつて自分をこっぴどく捨てた男の幽霊・山田クソ男(八木)のサポートを得て婚活に励むさまを描くコメディー。初回では「婚活」をネガティブに捉えていた綾子が一念発起し、山田と利害が一致したことからバディとなり、未来のパートナーを全力で“獲りに行く”さまが描かれた。
~以下、初回のネタバレを含みます~
放送前から注目を浴びていたのが、八木演じる、かつて綾子が「クソ男・オブ・ザ・イヤー2023」と命名した男の幽霊。女性たちと遊びまくっていた彼は、ある日とある女性に刺されて死亡。幽霊となって綾子の前に姿を現すと、彼の目的や実態、“ルール”が浮かび上がっていった。綾子とのやりとりからわかったのは、「モノに触れることができる(だけど人間側からは触れられない)」「ドア、窓など厚みがわかるものは通り抜けできる」「電波障害に弱い」「成仏が遅れるためむやみに人に姿を見せてはいけない」「一年以内に成仏しないと虫になるらしい」「普通におなかが減る」「ほんの少し地上から浮いている」といったこと。そして、「成仏するには死ぬ前に誰かとした約束を果たさなければならない」というルール。山田は、生前に綾子と交わした「温泉旅行に連れて行く」という約束を果たすべく、死んだ自分に代わって綾子を旅行に連れて行く相手を一年以内に探すこととなる。
「中2の時からずっと週1でセックスしてるんだ」という衝撃発言も飛び出すクソ男の山田だが、実は国立大卒で整形科医というハイスペック。徹底的にクソだが、甘え上手でニクめないキャラクターのとりこになる視聴者が続出した。例えば、生前に綾子にバックハグするシーンでは映画『タイタニック』をほうふつとさせ、SNSでは「綾子になりたい」「こんなクソ男なら全然いい」「ヤバい」「罪過ぎる」と悲鳴が。幽霊になってからも歩き方、透け方、綾子の通話に聞き耳を立てる様子など一挙手一投足に「クソだ、でもかわいい」「陽気な幽霊だな」「ツボだわ」などリアクションが寄せられる一方、卑屈な綾子に対する「実は自分から何もしてないよね?」といった厳しい指摘に「正論過ぎて何も言えない」「ぐさっと刺さりました」など揺さぶられる声も多くみられた。
なお、初回では綾子が初めて本気になった婚活相手として、GENERATIONSの白濱亜嵐が登場。婚活パーティーで出会い、一緒にいると平和な気持ちになれることから綾子が心の中で“ハト男(お)”と名付け、全力で獲りに行った男性だった。やたら真珠をまとった女性“ミキモト女(通称)”(雛形あきこ)と張り合いながら、ついにデートにこぎつけるも予想の斜め上を行くオチには「ヤバすぎる」と騒然となっていた。
クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』を思わせる綾子の心象風景も話題に。主人公ブライド(ユマ・サーマン)風に、ウエディングドレス姿で日本刀を片手にした綾子が敵に立ち向かっていくもので、福田が体当たりの殺陣&アクションに挑戦。綾子の本音を表すモノローグや「婚活あるある」に共鳴する声のほか、「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮の演出とあって「テンポがいい」という声も目立った。(編集部・石井百合子)