実写『ゴールデンカムイ』尾形役・眞栄田郷敦、銃剣の構えも「忠実」と賞賛　常に銃に触れ役づくり

　野田サトルの人気漫画を映画化した『ゴールデンカムイ』で、山崎賢人（崎は正式には「たつさき」）演じる主人公・杉元佐一を追う大日本帝国陸軍第七師団の上等兵・尾形百之助を演じた眞栄田郷敦。X（旧Twitter）において、その再現度の高さも話題になっているが、尾形を演じるうえでストイックな役づくりに挑んでいたことを久保茂昭監督がオフィシャル資料内で語っている。（一部ネタバレ注意。以下、展開に触れています）

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　すご腕の狙撃手にして、原作漫画では金塊争奪戦をかき回す重要なキャラクターとして活躍する尾形。杉元が初めて戦う第七師団メンバーでもあり、映画でも、銃剣を使用した杉元とのバトルは前半における大きな見せ場のひとつとなっている。

　本作では『キングダム』も手がけたアクション監督・下村勇二のもと、リアリティーを重視した軍人同士の戦いが描かれており、山崎と同じく身体能力に定評がある眞栄田は、そのキレの良さでスタッフを驚かせたといい、久保監督は「初めてお会いしたのがアクション練習の日だったのですが、その時点でアクション、銃の扱い方からほぼ完璧でした」と証言。

　さらに「撮影中は尾形の銃を身体の一部であるかのように扱えるようにと、常に触れていて、本当にストイックだなと思いましたね」とその姿勢を賞賛。また松橋真三プロデューサーによると、杉元役の山崎も自ら歩兵銃のレプリカを購入し、体に馴染むまで訓練をしていたという。

　銃剣の構え方まで原作序盤における尾形のテイストを再現した眞栄田の演技は、観客から驚きをもって迎えられているようで、Xでは「尾形の銃剣の構えがマジで忠実すぎ」「銃剣構える尾形郷敦がマジで尾形すぎて最高だった」など絶賛の声が投稿されている。

　劇中の尾形は杉元との戦いで重傷を負う事になり、本格的な活躍が描かれるのは時間を置いてから。眞栄田は「尾形百之助の魅力はまだまだこんなもんじゃない。今から続編希望です。ご期待ください」とキャスティング発表時のコメントで続編を希望しており、Xでも「続編で眞栄田くんの尾形いっぱい見たい」「続編に期待」など続編の制作とさらなる尾形の活躍を期待する声が寄せられている。（編集部・入倉功一）