俳優カール・ウェザースさん、76歳で死去 『ロッキー』アポロ・クリード役など
人気ボクシング映画『ロッキー』シリーズのアポロ・クリード役などで知られる俳優カール・ウェザースさんが現地時間1日、米・ロサンゼルスの自宅で亡くなった。76歳だった。カールさんマネージャーが声明で明らかにした。
カールさんは1948年1月14日、ニューオーリンズ生まれ。アメリカンフットボール選手から俳優に転身し、シルヴェスター・スタローン主演の『ロッキー』シリーズで主人公の宿敵であり親友のアポロ・クリードを演じてブレイク。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『シュワルツェネッガー/プレデター』(1987)では主人公ダッチの元戦友ディロンを演じたほか、『アクション・ジャクソン/大都会最前線』(1987)、『黒豹刑事ブレイカー』(1988)、『ハリケーン・スミス』(1992)など多数の映画に出演した。
近年は『スター・ウォーズ』の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」にも出演し、新たなファンを獲得。カールさんは賞金稼ぎギルドのリーダー、グリーフ・カルガを演じており、同作ではエピソード監督にも挑戦していた。
カールさんのマネージャーは「カールは並外れた人生を送った特別な人でした」と声明でコメント。「映画やテレビ、アートやスポーツへの貢献を通して消えない功績を残し、世代を超えて世界中で愛されてきました。偉大な兄、父、祖父、そしてパートナーであり友人です」と追悼した。(編集部・倉本拓弥)