『ゴールデンカムイ』玉木宏、ACIDMANライブ登場 20年来の友人・大木伸夫が鶴見役絶賛「俺の知ってる玉ちゃんじゃない」
累計発行部数2,700万部を突破する野田サトルの人気漫画を実写化した映画『ゴールデンカムイ』に出演する玉木宏が6日、東京・TOKYO DOME CITY HALL で開催された、ロックバンド・ACIDMANの担当する主題歌「輝けるもの」発売記念ライブにサプライズ登場し、会場に集まったファンを沸かせた。さらに、メガホンを取った久保茂昭監督がこの日のライブのために編集した特別映像も公開された。
明治時代末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐる争奪戦を描いた『ゴールデンカムイ』。玉木は、金のありかを示す暗号を記した「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて、山崎賢人(「崎」はたつさき)演じる主人公・杉元佐一たちを追う、大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎役で出演。戦場で吹き飛んだ前頭部を覆う額当てとその下に覗く鋭い眼光、そして圧倒的なカリスマ性で鶴見の秘めた狂気を体現し、その再現度の高さがSNSなどで反響を呼んでいる。
そんな玉木とACIDMANでボーカルとギターを務める大木伸夫は、実は20年来の友人同士。アンコールに登場した玉木に、会場から割れんばかりの拍手が送られると、大木は「やっぱりすごい人気だね! 絶対俺の歓声の10倍くらい大きい」と笑顔。「いやいや、そんなことない。最初からライブも観させてもらったけど、かっこよかったね」と玉木が称賛すると「玉ちゃんとは20年前以上前のデビュー当時、……玉ちゃんって呼んでるんだけど」と友人ならではの呼び名も明かし、観客から「玉ちゃーん」の声があがる一幕もあった。
さらに大木は、当時の玉木について「共通の友人がいて、お酒を飲んだり、誕生日パーティーが多かったんですが、酔いだすとテキーラの瓶を持ってぶらぶら歩くんですよ。それで目が合うと、“大木くん! 大木くん!”って呼ばれてテキーラを飲ませるんです(笑)テキーラ嫌いなんだよな……と思いながら(飲んで)。しばらくしてまた目が合うと“大木くん! 大木くん!”って呼ばれて」と明かし、会場は爆笑。そして、感慨深げに「いや~立派になったね!」と続けると、大きな拍手が送られた。
映画は試写で一緒に観たといい、大木が「観てない人はマジで観て! 鶴見中尉まじヤバイからっ!(会場拍手)いい役者になりました!(会場笑)」と会場を盛り上げると、玉木は「そんなことない(笑)たぶんあの時のテキーラのドS具合が効いてたんだね」と謙遜しながらニッコリ。
それでも「今は玉ちゃんの目だけど、鶴見の目はマジで怖い! 俺の知ってる玉ちゃんじゃなかった。憑依してるというか、素晴らしかったです」と称賛は止まず、最後まで会場を笑いと熱気に包んだ大木は「本当に玉ちゃんが出たての頃で、こんなイケメンの子たちがなんで世に出られないんだと思っていたけど、今やもうとんでもない超人気者じゃないですか。あっという間に僕らを追い抜いて(笑)でもそれでもこういうふうに仲良くしていただいて、そしてお仕事で一緒になれるってなんか本当に奇跡だなと思っております。あらためて『ゴールデンカムイ』をよろしくお願いいたします」と締めくくった。(編集部・入倉功一)