『アベンジャーズ』あのキャラの死亡シーン、まさかのアドリブだった
最凶の敵サノスとの激闘を描いた映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』及び『アベンジャーズ/エンドゲーム』においては、人気ヒーローたちも命を落とすことになったが、そのうちの一つの撮影秘話がオーランドで開かれたファンイベントMEGACONで明らかになった。Colliderが伝えた。
【画像】『アベンジャーズ/エンドゲーム』32名の生死がわかるポスター
トークショーに登壇したヴィジョン役のポール・ベタニーいわく、ヴィジョンの最期のシーンは、彼とエリザベス・オルセン(ワンダ/スカーレット・ウィッチ役)による即興演技だったのだという。マーベル・スタジオは出演者にも全ての脚本を渡さず、徹底した秘密主義を貫いており、ポールは「面白かったよ。撮影前日くらいになるまで、僕たちの誰も、誰が死ぬことになるのか知らなかった」と振り返る。
そして肝心の死のシーンについて、脚本通りではうまくいかないことが直前に判明。監督のルッソ兄弟はポールとエリザベスのもとへやって来て、「あのさ、このシーンをアドリブでやってくれない?」と頼んできたのだという。ポールは「『え!? 殺されるロボットを即興で演じろだって?』って感じさ。そんな経験ないから! リジー(※エリザベスの愛称)はただ笑っていて、僕たちは互いにとてもリラックスできていたのがよかったのだと思う。それ以外にうまくやることなどできないと思うから。僕たちは互いを本当に信頼していて、そういうわけで、あのシーンが出来たのさ」と多くのファンの涙を誘ったシーンの驚きの裏話を明かした。
相性抜群の二人はその後、ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」でもヴィジョンとワンダを再演している。(編集部・市川遥)