星街すいせい、元乃木坂46・高山一実原作アニメ『トラペジウム』主題歌ボーカルに決定
乃木坂46一期生で、現在はタレント・作家として活動する高山一実の長編小説デビュー作を映画化するアニメ『トラペジウム』(5月10日全国公開)の主題歌が、ホロライブ所属の人気VTuberの星街すいせいがボーカルを担当する、MAISONdes「なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.」であることが発表された。2月8日に誕生日を迎えた原作者の高山へ、星街すいせいからサプライズバースデイメッセージが送られる様子を収めた特別動画も公開されている。
「トラペジウム」は、仲間を集めてアイドルを目指す主人公・東ゆうの10年間を描いた青春小説。2016年から雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載され、2018年に単行本化。現役アイドル時代の高山がアイドルについてつづった内容が話題を呼び、累計30万部を売り上げている。
主題歌を担当するMAISONdesは「どこかにある六畳半アパートの、各部屋の住人の歌」をコンセプトに、楽曲ごとに「歌い手」「作り手」を替えて発表する音楽プロジェクト。原作者の高山は「MAISONdesさんと星街さんというすごいコラボを、『トラペジウム』という物語で実現してくださったことがすごく嬉しいです!」と感激。楽曲についても、「アニメーションとリンクした時に、主人公の東ゆうの背中を押してくれるような曲に聞こえたので感動しました!」と喜びを語っている。
一方の星街は、高山に向けたバースデイメッセージで「私自身も大きなステージに立つためには夢見がちな計画を立てていたような身でしたので、主人公の東ゆうちゃんにはすごく親近感を覚えました。自分の目標に猪突猛進で共感できるところもすごく多くて、そんな東ちゃんを、主題歌を歌うことで応援できる機会を頂けて本当に嬉しく思います」と原作の魅力に言及。高山に向けて「映画の大ヒットと曲の大ヒットに向けてお互い頑張りましょう! 公開を楽しみにしています!」とエールを送る。
これには高山も「30歳という節目で自分の書いた小説のお仕事がいただけるなんて、めちゃくちゃ嬉しいなと思っていたんですよ。楽しみに待っている日々もすごく幸せだったんですけど、今すごく、この瞬間もめちゃくちゃ幸せです!」と満面の笑み。映画についても「5月10日に公開予定なのですが、絶賛映画大詰め中です! まだ制作しております! スタッフさんも私も頑張っております! みなさんにこれからどんどん情報を発表できると思いますので、ぜひ楽しみに待っていただけたらと思います!」と力強く語っている。
主人公・東ゆうの声を担当するのは、2024年放送予定のアニメ「逃げ上手の若君」で主人公・北条時行役に抜擢された結川あさき。監督は篠原正寛、スーパーバイザーは舛成孝二、脚本は柿原優子、キャラクターデザインはりお、音楽は横山克が担当する。(編集部・入倉功一)