「SHOGUN 将軍」真田広之、共演者の日本語レベルに驚がく「いいバディに恵まれた」按針との飛び込みは一発OK
ハリウッド制作ドラマ「SHOGUN 将軍」で主演&プロデューサーを務めた真田広之がインタビューに応じ、印象的だったという第3話のシーンを振り返りながら、流暢な日本語を話すコズモ・ジャーヴィス(ジョン・ブラックソーン/按針役)との共演エピソードを語った。(以下、第3話の内容を含みます)
【動画】ハリウッドが描く戦国時代!「SHOGUN 将軍」予告編
「SHOGUN 将軍」は、作家ジェームズ・クラベルのベストセラー小説を映像化した戦国スペクタクルドラマ。陰謀と策略が渦巻く「関ヶ原の戦い」前夜を舞台に、徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされた武将たちの姿を、ディズニーが持つ製作会社の一つ「FX」がハリウッドの壮大なスケールで描き出す。
真田が印象的なシーンとして挙げたのは、第3話の終わりで描かれた吉井虎永(真田)と按針の飛び込みだ。戦国最強の武将である虎永が、彼と運命を共にすることなる按針との距離を縮める。「その後の二人の関係性を予感させる、バディとしての始まり」と表現した真田は、「それを言葉ではなくフィジカルに見せるアイデアも素晴らしかったです」と演出を評価。飛び込みシーンは極寒のカナダ・バンクーバーでの撮影だったが、「一発で決めました」と笑顔で語った。
按針役のコズモは、劇中で膨大な数の日本語セリフにも挑戦している。本作では、日本から各部門のスペシャリストを招聘しており、語学面でも外国人俳優のサポートが徹底されていた。「日本語のコーチが彼についてくれました。各シーンの状況、第1話からの日本語の熟練度は、こちらが計算しています」
真田が驚いたのは、コズモの日本語レベルだ。「彼はミュージシャンでもありますから、非常に耳がよく、時には本当にネイティブと間違えるくらい上手な時があるんです。按針を演じている時も流暢な日本語を話すので、スタッフから『まだ第2話だから!』 と話し方を注意されたこともあります(笑)。後半になるにつれて、日本語セリフも難しくなりますが、彼は努力家ですから、きちんと発音できていました」
「訴える心、言葉で伝えたい気持ちが大切」とコズモに伝えたという真田。「本当にいいバディに恵まれたと思います」と按針を演じたコズモに感謝していた。(編集部・倉本拓弥)
「SHOGUN 将軍」ディズニープラスの「スター」にて独占配信中